2010年に刊行された池井戸潤氏による長編小説が原作で、「池井戸潤小説」として初の舞台化となった本作。ひょんなことから内閣総理大臣と大学生の息子の心と体が突然入れ替わり巻き起こる混乱を、社会や政治への皮肉や風刺を絡めて描いたコメディだ。2015年にはテレビ朝日系にて初のドラマ化、さらに2024年にはテレビドラマオリジナルストーリーとして『民王R』が放送されるなど話題作となっている。
主演・武藤翔を演じる有澤は、「この作品でミュージカル界に新しい風穴を開けたい」と宣言。「ミュージカルで元気になってほしい、見に来てくれた人を笑顔にしたいという大きな自分の目標が、このミュージカルでかなうような気がしています。それくらいパワーを持った池井戸潤さんの作品です。けいこで皆さん本当に目がキラキラしていて、僕自身も多分キラキラしてるんだろうなと思いながら、本当に楽しく稽古させていただいております。これで面白くなかったら相当やばいぞというくらい、気合を入れています」と自信たっぷりに意気込み。
その父であり、内閣総理大臣の武藤泰山を演じる別所は「この息子はキラキラ系、私ギラギラ系です(笑)」と笑わせつつ、「入れ替わってしまった2人が、日本の政治をどう変えるのかをお届けできればなと思っております」とアピール。また「この作品が痛快政治コメディミュージカルという新しいジャンルを切り開いていくんだろうなと思って、ゼロから生み出す面白さを噛み締めております」とけいこ中の思いを語った。
また、2度目の親子役となる2人だが、互いの印象を聞くと有澤は「ここまで“ママ呼び”がしっくりくる方だとは思っていなかったです(笑)」と、翔と入れ替わった泰山が妻(翔からすると母)に向かって「ママ」と呼ぶシーンについて言及。「もっと違和感が生まれるかなと正直思っていたんですけど、けいこの1発目から『こんなしっくりくるんだ』と思いました(笑)。
一方、別所は有澤について「入れ替わるということでじっくり観察していますけど、よく食べます(笑)。本当に食欲旺盛で」とにっこり。また「翔と樟太郎さんが重なって、真っ直ぐな熱血感の魅力というか、真っ直ぐさや熱い感じが伝わってきて素敵だなと思っています」と、2人の仲のいい雰囲気が伝わる会話を繰り広げた。
本作は9月6日から10月6日まで東京・シアタークリエにて上演され、その後大阪、福岡でも公演を行う。
製作発表には2人のほか、出演する豊原江理佳、林瑠奈(乃木坂46)、山崎大輝、上川一哉、福田転球、一路真輝、竹中直人、演出の永井誠も登壇した。

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