三菱電機株式会社は、100%子会社のMitsubishi Electric Europe B.V.(三菱電機ヨーロッパ、本社:オランダ王国アムステルダム市)を通じて、ポーランドの鉄道車両用電機品メーカーMEDCOM Sp. z o.o.(メドコム、本社:ポーランド共和国ワルシャワ市、以下、MEDCOM社)の株式を追加取得し、三菱電機グループとして同社の全株式を取得することに合意しました。
本取引は、必要な規制当局の承認を前提にして、2026年度上期中の完了を見込んでおります。
■買収の狙い
欧州では、自動車や航空機よりも温室効果ガスの排出量が少ない持続可能な輸送手段として、鉄道による旅客・物流サービスが推進されています。EU全域の主要都市を結ぶ高速鉄道網の整備や、ポーランドをはじめとした国々での国内鉄道網の拡大も計画されており、交通インフラとしての鉄道の役割があらためて重要視されています。また、既存の車両や関連設備の老朽化に伴い、鉄道インフラの更新需要も高まっています。
MEDCOM社は世界最大の鉄道市場である欧州(※1)を中心に、鉄道および電気都市交通車両用の補助電源装置や推進制御装置などの電機品、産業用パワーエレクトロニクス機器などの設計・製造・販売・保守を行っています。2016年の当社による初めての出資後、MEDCOM社は当社製SiC(※2)パワーデバイスを活用し、高出力化や小型・軽量化を実現した鉄道車両用電機品の開発・拡販を進めるなど、先進的な技術導入が進む欧州市場において継続的に事業を拡大し、当社グループの海外向け交通事業の中核を担ってきました。
今回の買収により、経営資源を一体化し、より迅速な意思決定を可能とすることで、当社グループとしての事業運営の効率化と競争力の強化を推進し、欧州市場を起点としたグローバルでの交通事業基盤のさらなる強化を目指します。また今後、MEDCOM社が持つ高性能なパワーエレクトロニクス技術をキーテクノロジーと位置付け、同社をコンポーネントおよびソリューションの開発・製造拠点として活用することで、交通事業のみならず広く社会インフラ関連ビジネスにおける事業拡大を図ります。
■MEDCOM社の概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/120285/table/433_1_f7fb48a1c264e18f340545f46d92e7a4.jpg?v=202608080715 ]
■三菱電機グループについて
三菱電機グループは、「Our Philosophy」のもと、サステナビリティを経営の根幹に据え、社会・顧客・株主・従業員をはじめとしたステークホルダーからの信頼を重んじてまいります。また、「収益性」「資本効率」「成長性」を追求するとともに、顧客と繋がり続けて社会課題を解決する新たな価値を創出し、企業価値の持続的向上を図ります。1921年の創業以来、100年を超える歴史を有し、社会システム、エネルギーシステム、防衛・宇宙システム、FAシステム、自動車機器、ビルシステム、空調・家電、デジタルイノベーション、半導体・デバイスといった事業を展開しています。世界に200以上のグループ会社と約15万人の従業員を擁し、2025年度の連結売上高は5兆8,947億円でした。詳細は、オフィシャルウェブサイトをご覧ください。
※1 出典:欧州鉄道産業連合(UNIFE:Association of the European Rail Supply Industry )
「UNIFE World Rail Market Study 2024」
※2 SiC:Silicon Carbide(炭化ケイ素)
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