これまでクランドでは、年末に販売した金箔が舞う純米大吟醸酒「金賀 -KINGA-」や春時期に販売した桜をイメージしたピンク色の箔が舞う「白銀桜(しろがねざくら)」など、それぞれ季節ごとの祝い酒として展開してきました。
そんな中、この秋に初めて登場するのが、ボトルの中を紅葉のように橙色の箔が舞う、秋の祝い酒「橙椛 -TOUKA-」です。半年間の熟成を経て旨みののった純米大吟醸酒によって、深みを増していく秋という季節そのものを映しました。
9月21日より、数量限定の抽選販売形式で販売をいたします。「秋という季節を祝う」テーマの中、「橙椛 -TOUKA-」はどのように生まれたのか。新商品の開発の裏側を紐解きます。
橙色の箔を入れるという秋らしさにたどり着くまで
祝い酒は、「金賀 -KINGA-」から始まりました。年末年始という1年で最も祝いの場面にふさわしいと開発された金賀は、2024年より抽選販売形式で年末限定で販売し、2年連続たくさんのご応募を頂きました。そして、2025年の春に誕生した「白銀桜」では、出会いや別れの季節を祝うために登場。春を象徴する存在として「桜」をイメージした、ピンク色の箔がボトルの中を舞う姿は幻想的で、こちらもたくさんの応募を集めました。
大ヒットの中、1年を通して祝いの場面とお酒は、切っても切り離せない存在なのではないかと、クランドの社内でもたびたび振り返ってきました。春が出会いや別れの機会が多いのと同様に、秋にも出会いや別れが多く存在します。四季折々の祝い酒が求められているのではないかという仮説が、今回の「橙椛 -TOUKA-」の開発につながりました。
秋の祝い酒を表現する方法を考える中で、元となったのは「白銀桜」の存在でした。この商品は、桜の色を銀箔にピンクの色味を重ねることで表現しました。「春が桜ならば、秋は紅葉。橙色の箔を入れた純米大吟醸酒を仕込んだら、美しい日本酒ができるのでは」と、クランドの商品開発チームのマネージャーである三寺悠仁さんは過去の実績から今回の発想に至ったことを語ります。
旨味がしっかりとのった「秋らしい味わい」
次に決めたのは、中身となる日本酒を「どのような味わい・スペックにするか」でした。金賀のお届け時期である12月は、新酒の時期にあたります。そこでこの時期だからこそ楽しめる、フレッシュな搾りたての生酒を使用。白銀桜は春という時期と冬からの雪解けを連想し、桜のような華やかさと雪解けを思わせるすっきりとした味わいを純米大吟醸酒で表現しました。今回のテーマである「秋」を表現する要素として、日本酒の“味のり”に秋らしさを見出したと言います。「白銀桜や金賀の際に大切にしてきたフレッシュな新酒・生酒から、今回は逆を行きたいと考えました。じっくりと味が乗って満足感のある深みのある味わいこそが、秋にふさわしいのではないかと思ったんです」(三寺さん)。
今回製造を担うのは山形県東置賜郡高畠町にある創業200年以上の老舗酒蔵「後藤酒造店」。仕込みから半年ほど熟成をさせた純米大吟醸酒を使用します。
山形県の希少米「亀の尾」がもたらす旨み
純米大吟醸酒の味のりの良さを支えるのは、「原料に使用した亀の尾にある」というのは、後藤酒造店の代表取締役社長の後藤大輔さんです。「亀の尾」は、山形県や新潟県のごく一部の蔵でしか使われていない希少なお米です。明治時代に山形県の農家・阿部亀治(かめじ)さんが冷害の中、発見した稲から育成した飯米で、「コシヒカリ」「ひとめぼれ」、さらには山形県を代表する人気の飯米「つや姫」のルーツとなっています。後藤酒造店では約20年にわたりこの米を使い続けてきました。「亀の尾は病気や虫に弱く、栽培する農家がどんどん減ってしまったお米です。それでも弊社では山形県産のお米出の酒造りにこだわっていることもあり、米穀会社協力のもと一定の物量を確保してもらいながら、ずっと使い続けています」と後藤さんは語ります。
手間のかかるお米にこだわり続ける理由は、そのお米が生み出す独特の味わいにありました。「亀の尾は搾りたてをすぐに瓶詰め出荷するよりも、半年ほど熟成させたほうがお米の旨みが非常に出て、美味しく仕上がると昔から言われています。私たちも実際に使う中で、長く使ったときの旨味の出方は評価をしており、まさしく今回目指す日本酒の味わいにぴったりと思い、選びました」と後藤さんは語ります。香りは華やかでありながら、ワインでいうところのフルボディタイプのような、旨みのしっかりとしたパンチのある味わいに仕上がるのが特徴があります。
華やかな香りを支える、最上川から流れる水
香りでは華やかさを目指し、2種類の酵母をブレンドしました。「純米大吟醸酒として香りを華やかに引き立てたいという狙いから、香りを出す酵母と、発酵力の強い酵母を組み合わせて仕込んでいます」(後藤さん)。この繊細な味わいを支えているのが、最上川上流の山々に降り積もった雪解け水が地中深くで濾過された、蔵の井戸水だ。
味わいの最終調整では、やや甘口寄りの設計に。アルコール度数違いで複数のパターンの試作を重ね、最後には食事に寄り添いやすい飲みやすさを重視し、味わいを決めました。
初挑戦の橙色の箔を美しく見せる戦い
一方で、今回最大の難関となったのが、日本酒に舞わせる橙色の箔そのものだった。後藤酒造店では以前から金箔入りの酒を手がけてきましたが、色付きの箔を扱うのは今回が初めて。金箔とは異なる特性に、幾度も試行錯誤を重ねることになった。
「橙色の箔は、温度が高くなると箔同士がくっついてしまう特性があります。そのため、低温でお酒自体を冷やしながら、瓶詰めや箔入れの作業を行う必要がありました」(後藤さん)。瓶詰めのタイミングや外気温の影響を最小限に抑えるスケジュール調整まで含めて、細やかな温度管理が求められました。美しく箔がボトル内を舞う姿を目指し、クランドと後藤酒造店が互いに一丸となり、試作開発から環境の整備まで整えていきました。
秋の味覚を詰め込んだ、鍋料理などと夜長を楽しむ
しっかりとした旨みとやや甘口の味わいは、寒い季節の食卓との相性も抜群です。後藤さんが薦めるのは、鶏団子鍋や水炊きといったお肉系の鍋料理との組み合わせです。「旨みのしっかりとしたお酒なので、軽い料理よりは、鍋料理なんかに合いやすいと思います。少し寒くなり始める秋の時期にぴったりではないでしょうか」(後藤さん)。
原料の選定から初挑戦となった橙色の箔の技術。「熟成」がもたらす満足感を軸に置き、秋の祝いごとやお月見など秋の夜長を楽しむ機会にふさわしい、幻想的な1本に仕上げました。
紅葉が舞うようにグラスの中を彩る「橙椛 -TOUKA-」。この秋だけの特別な1本、ぜひあなたの目と舌でお楽しみください。
商品詳細
【橙椛 -TOUKA-】◯商品タイプ:日本酒(酒税上はリキュール)
◯アルコール度数:15%
◯内容量: 720ml
◯原料米:亀の尾(山形県産)
◯精米歩合:50%
◯製造元:後藤酒造店(山形県)
◯販売価格:6,990円(税込)
酒蔵について
<後藤酒造店(山形県)>200年以上の歴史を持つ老舗酒蔵「後藤酒造店」。蔵を構えるのは、山形県南東部に位置する東置賜郡(ひがしおきたまぐん)高畠町(たかはたまち)です。創業以来、自然に恵まれた土地で良質な水と米を生かした酒造りを行ってきました。確かな技術で紡がれてきた、小規模ながら高品質な味わいが魅力です。
抽選販売について
◯商品:橙椛 -TOUKA-◯販売価格:6,990円(税込)
◯応募期間:2026年9月21日~2026年10月13日
◯当選連絡:10月13日(火)以降
◯配送時期:11月上旬以降順次発送予定
◯特設サイト:https://kurand.jp/pages/touka
オンライン酒屋「クランド」
クランド(KURAND)は、クラフト酒(しゅ)の世界をひらくオンライン酒屋です。500種類を超えるこだわりのクラフト酒のすべてが、ここクランドだけで買えるオリジナル商品です。日本酒・梅酒・果実酒・焼酎・クラフトビール・ワインなど、あらゆるジャンルのクラフト酒との新たな出会いが生まれるお店です。
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