サウジアラビアのアル・タアーウンに対し、無観客試合ならびに罰金処分が科されたようだ。16日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。


 事の発端は現地時間12日に行われたサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)第7節。本拠地に詰めかけたアル・タアーウンの一部サポーターが、対戦相手アル・ヒラルのポルトガル代表MFルベン・ネヴェスに対し、繰り返し「ジョッタ」というチャントを浴びせた。ネヴェスと親交が深く、昨年7月の自動車事故で急逝した元ポルトガル代表FWの故ディオゴ・ジョッタ氏を揶揄する揶揄する極めて悪質なチャントだった。

 サウジアラビアサッカー連盟(SAFF)とSPLは公式声明にて「個人の悲劇を罵倒や挑発の目的で利用することは、サウジアラビアサッカー界において決して許されない行為である」と激しく非難。さらに、アル・タアーウンもホームゲームで発生した許しがたい事態に対して「一部のファンがアル・ヒラルの選手に向けて行った侮辱的なチャントを断固として批判し、全面的に拒絶する。こうした行為は到底容認できるものではない」と発表していた。

 報道によると、アル・タアーウンはSPLのホームゲーム2試合を無観客で行うよう命じられたほか、2万ポンド(約420万円)前後の罰金処分も科されたという。

 なお、ネヴェスはアル・タアーウン戦後に「あんなことをしておきながら、彼らが後で祈りを捧げに行かないことを願うよ」とのみコメント。同じくSPLで活躍する同胞のクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)は「リーグはこのようなファンの行動に対して行動を起こし、罰を与えるべきだ。これはもはやサッカーではないし、一線を越えている。このような振る舞いをする人間は、二度とスタジアムへの入場を許されるべきではない」と主張している。
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