ロックバンド「THE BOOM」(2014年解散)の元ボーカルで歌手の宮沢和史が27日、都内で9月に東京と大阪で開催するコンサート「オルケスタ・デ・ラ・ルス&ソルトミヤ 2026」に向けた合同取材会を行った。

 日本を代表するサルサバンドのオルケスタ・デ・ラ・ルスと、1986~96年まで同バンドに所属したピアニスト・塩谷哲とのジョイントコンサート。

昨年10月に静岡・浜松市でのジャズイベントで初めて3組で共演し、好評を受けて今回の開催が実現した。

 宮沢は「シンガーになる前から(デ・ラ・ルスの)音楽のファン。自分が作った曲が塩谷さんとデ・ラ・ルスさんの演奏で生まれ変わり、何倍にも大きく輝く。想像以上に楽しいステージになると思う」と当日を心待ちにした。

 今年1月には還暦を迎えた。「学年は1965年度生まれなんですけど、結構バンドマンが多い。奥田民生くんもそう。自分はすごく恵まれていて、いろんな音楽家と交流できたと自負している。垣根を越えて音楽活動できたことは自分の財産」と振り返った。

 THE BOOMの曲ではデ・ラルスと何度も共演しているが、もう一つのバンド「GANGA ZUMBA」の楽曲でのコラボも熱望。「実現したらものすごくパワフルになる」と語った。

 共演すると、91年にキューバを訪れてラテン音楽を吸収していた頃を思い出すという。

「最近は洪水や戦争など世間であまりいいニュースがない。どうなるんだろうと不安になることが多いが、音楽には笑顔にしてくれる力が絶対ある。コンサートが終わって前向きなものを持ち帰ってもらって、次の朝が違う朝になるんじゃないか」と想像。「僕がキューバで受けた衝撃をぶつけてみたい。喜びや幸せに満ちたコンサートにする」と語った。

 昨年デビュー35周年を迎えたオルケスタ・デ・ラ・ルスのボーカル・NORAは「初めての人が楽しめるような時間を入れて、初心者から長年のファンまで楽しめる内容にできたら最高」と意気込み十分。宮沢と同じく今年60歳を迎えた塩谷も「今までとこれからの人生が交差する、自分の音楽人生ですごく大きなイベント。前回共演して、デ・ラ・ルス固有のグルーブが受け継がれていることを感じた。ここにしかないグルーブを感じてほしい」と呼びかけた。

 コンサートは9月11日に東京・めぐろパーシモンホール、同17日にNHK大阪ホールで開催される。

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