歌舞伎俳優の片岡仁左衛門が27日、都内で「立川立飛歌舞伎特別公演」(11月3~8日、東京・立川ステージガーデン)の製作発表会見に片岡孝太郎、市川中車、中村壱太郎、市川團子らと出席した。

 同公演に初出演する仁左衛門は「寿曽我対面」で工藤左衛門祐経を演じる。

過去3回の立川立飛歌舞伎には壱太郎らの若いエネルギーを感じ、「自分には出る幕はないと思っていた」。それでも今回、オファーを受け、「声をかけていただいて、大変うれしく思います。古典のお芝居を立川でお見せできる。普段とは違うお客様が来られると思いますので、自分のファンを増やしたい」とちゃめっ気たっぷりに語った。

 「平家女護島 俊寛」で俊寛役に初役で挑む中車にエールを送った。「澤瀉屋の芸を受け継いでいただきたい。(中車の父の)猿翁のお兄さんは、しっかり古典をされた上で新作に取り組んでいらっしゃった。中車くんの場合、ちょっと心配。歌舞伎という匂いのするお芝居をしてほしい」と優しく語りかけた。

 「―対面」で共演する團子については、成長ぶりを高く評価した。2023年の明治座公演で團子が市川猿之助の代役に抜てきされたことに触れ、「とにかく素晴らしい。急な代役も見事にこなした。

役者は人生で何度かチャンスがある。それを生かせるかは役者の技量。團子くんは、与えられた仕事を立派にやり遂げた。今回、初めてご一緒しますから、とっても楽しみにしています」と期待を込めた。

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