卓球 ◇WTTチャンピオンズ横浜 最終日(9日、横浜BUNTAI)

 女子シングルス準決勝が行われ、世界ランク3位で第1シードの張本美和(木下グループ)が同6位の王芸迪(中国)を4―2で破り、決勝進出を決めた。

 美和は準決勝後の取材で「勝てたのにすごいびっくり。

(接戦の)1回戦から決勝まで来られるとは思っていなかったので、びっくりな気持ちが大きい。相手に先にゲームポイントを取られても、ひるまず0―0の気持ちでやることができた。気持ちの面で波がなかったのが良かったと思います」と冷静に振り返った。

 王とは過去2勝5敗。24年アジア選手権団体戦決勝で3―2で勝って以来、直近は4連敗中だった。この日も立ち上がりから苦しい展開となった。第1ゲーム(G)はラリー戦でバック側を厳しく攻められて失点を重ね、4―11と一方的な展開となった。

 第2Gはバックで粘り、ラリー戦で五分の展開に持ち込んだ。4―5から打ち合いを制すると、サーブからの5球目を中陣から回転量の多いフォアドライブで打ち抜いて6―5。レシーブミスなどで追い付かれ、9―10とゲームポイントを握られたが踏ん張り、11―10からバックをクロスに鋭く振り抜いてゲームカウント1―1とした。

 第3Gは出足から5連続失点を喫したものの、ロングサーブから3球目を決めて初得点。ミドルを攻めて流れを引き戻し、9―10からチキータで同点。

バックハンドの連続得点で12―10と挽回した。

 激しい競り合いとなった第4Gも、YG(ヤングジェネレーション)サーブからの展開を軸に14―12で取り切った。第5Gはフォアで積極的に攻めたが、相手の両ハンドの精度が上回り、8―11で落とした。それでも会場からの「美和、頑張れ」の歓声を受けて向かった第6Gを11―6で制し、右手を突き上げた。

 世界ランクで日本勢トップの3位。初めて第1シードで臨んだ自国開催のWTTで、2回戦の陳熠(ちぇん・いー)戦に続いて、中国選手から2勝を挙げた。昨年は男子で兄・智和(トヨタ自動車)が制した大会で、王手をかけた。3月の重慶大会に続くチャンピオンズ2勝目へ「昨年は2試合しか試合ができなかったところから、今年は最後の試合まで来ることができて、昨年目標としていた皆様の前でもっと試合がしたいというのをかなえられたのは良かったと思います。でも、自分が目標としているのは優勝」と闘志を燃やした。

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