◆第108回全国高校野球選手権大会第7日 ▽2回戦 拓大紅陵1―0佐賀商(12日・甲子園

 第1試合で佐賀商が登場し、今大会に出場する全ての公立校が初戦を終えた。8年ぶり17度目の出場となったが、24年ぶり6度目の出場を果たした拓大紅陵に0-1で惜しくも敗れた。

 昨夏の甲子園に出場した公立校は史上最少の6校。今夏は9校が出場し、初戦の成績は2勝7敗となった。

 最初に初戦を突破したのは大分商。プロ注目の二刀流右腕・平田玲翔(れいと)投手(3年)が、日本文理(新潟)戦の3回途中から好リリーフ。最速151キロで流れを変え、逆転勝ちにつなげた。

 2勝目は鳴門渦潮(徳島)。出場全49校で唯一、地方大会で一度もDHを使わなかったことで話題になった。原動力は、こちらも二刀流で「3番・投手」の西村大輝投手(3年)。徳島大会で1イニングを除いて全て1人で投げ抜いた鉄腕は、10回1失点完投で延長サヨナラ勝利の立役者となり、現校名となってから初の白星を呼び込んだ。

 一方で、2校以外の公立勢は初戦で涙をのんだ。文武両道の進学校・東筑(福岡)は激戦区を勝ち上がってきたが、優勝候補にも挙がる神村学園(鹿児島)との九州対決に敗れた。好投手の岩井秀耶を擁した社(兵庫)は強豪・智弁和歌山との投手戦に惜敗。

春夏通じて初出場となった市立の福山(広島)、57年ぶりに聖地の土を踏んだ横手(秋田)なども勝利には届かなかった。

 強豪私立が目立つ近年だが、昨夏は県岐阜商が4強入り。2018年には吉田輝星擁する金足農(秋田)が準優勝と旋風を巻き起こし、2019年には市立の明石商(兵庫)がベスト4に進出した。公立勢の優勝は2007年に「がばい旋風」で聖地を席巻した佐賀北までさかのぼる。

◆今大会の公立校の初戦成績

横手(秋田)  ●0-10敦賀気比

高岡商(富山) ●1-7 高川学園

八幡商(滋賀) ●1-7 健大高崎

社(兵庫)   ●1-2 智弁和歌山

福山(広島)  ●2-7 天理

鳴門渦潮(徳島)○2x-1八王子実践

東筑(福岡)  ●1-5 神村学園

佐賀商(佐賀) ●0-1 拓大紅陵

大分商(大分) ○6-4 日本文理

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