ゲストは家事・掃除アドバイザーの藤原千秋さん。

シルバーウィークに備えて、おうちの中のシルバー掃除!シルバー...の画像はこちら >>

今週からシルバーウィークに突入します。

この機会に「おうちの中のシルバー」をお掃除してみませんか?
おうちの中を見渡すと、さまざまな場所にシルバーのパーツや箇所があるはずです。しかし、長らく放置して輝きが失われている場所も少なくないのではないでしょうか。
実は、一般的な住宅で使われているシルバーの掃除は大きく分けて3つのジャンルに分かれます。それぞれの特徴と掃除方法を押さえて、家の中のシルバーの輝きを取り戻しましょう!
ちなみに、今回ご紹介する掃除方法はすべて「中性洗剤」を使用します。場所や素材に合わせた適切な方法を行えば、特別な洗剤を買わなくても家中のシルバーをピカピカにすることができます。

見て見ぬふりをしがち!「ドアクローザー掃除」

扉の上部に設置され、扉の開け閉めをコントロールしている「ドアクローザー」。長方形の四角い部分の上部にアームが付いており、存在自体を忘れられがちですが、本来はアルミニウム合金や鋼などが用いられているシルバーの場所です。
ここの主な汚れは、ホコリ、泥や砂、油煙、排気ガスによる煤煙 など、さまざまな汚れが入り混じっています。

【掃除手順】
1. ハンディモップや乾いた布でホコリなど大きな汚れを除去する。
2. 薄めた中性洗剤をつけてから、固く絞った布で手垢などのベタベタ汚れを拭く。
3. 洗剤をつけず、水拭きする。
4. 仕上げに乾拭きをする。

ドアクローザーは「金属製品」というより「機械部品」として扱うことが大切です。

傷みや破損の原因となるため、水や洗剤を直接スプレーしない、大量の水を使わない、隙間に洗剤を入れないの3つを徹底しましょう。また、アルミ部品が傷ついたり塗装が剥がれるリスクがあるため、アルカリ洗剤、酸性洗剤、クレンザーなど刺激の強い薬剤で拭くのも避けてください。

なお、ドアクローザーが油っぽい場合は単なる「油汚れ」ではなく、内部の油が漏れて故障している可能性もあります。その場合は修理を依頼しましょう。
ドアノブ、レバーハンドル、蝶番、サッシの鍵、家具の金属取っ手、家電の金属外装なども同様の「水をかけられない機械・建具系のシルバー」に該当します。「固く絞った布で拭くタイプ」と覚えましょう。

実は汚れがかなり溜まっている!「シャワーヘッド掃除」

日々の使用で水垢、石けんカス、皮脂、ミネラル汚れなどが蓄積するシャワーヘッド。クロームメッキが使われていることが多く、下地の金属やメッキの状態によっては「酸」で傷む可能性があるため、白く固着した水垢に対しても安易にクエン酸を使用するのは避けたほうが安全です。

【掃除手順】
1. シャワーヘッドを取り外し、中性洗剤を柔らかい布やスポンジにつけて洗う。
2. 水が出る穴は細いブラシや爪楊枝などでやさしく掃除する。
3. 洗剤や浮いてきたカスが残留しないよう、しっかりとすすぎ洗いする。
4. 柔らかい布で水分を拭き取る。

「銀色の外装」と「水が出る穴」は別々に掃除をするのがポイントです。

クリームクレンザーやメラミンスポンジ、研磨剤入りスポンジなどは、クロームメッキに細かな傷をつけて光沢を曇らせてしまう可能性があるため使用を避けましょう。
蛇口、水栓レバー、浴室の手すり、タオル掛け、ペーパーホルダー、浴室棚の金属部分、洗面台の排水栓、オーバーフロー金具なども「水回りのピカピカ系シルバー」として同様に掃除できます。「中性洗剤を柔らかい布につけて洗い、拭き取るタイプ」として覚えましょう。

ガッツリやれば新品の輝きを取り戻せる!「魚焼きグリル掃除」

魚焼きグリルは主にステンレスで作られていることが多く、魚の脂や焦げなどさまざまな汚れが入り混じっています。ここは「油汚れをどうするか」を優先して掃除を行いましょう。

【掃除手順】
1. 外せる受け皿、網などをすべて外す。
2. お湯に台所用中性洗剤を入れ、外したものを浸け置きする。
3. 汚れがゆるんできたら柔らかいスポンジでこすり洗いをする。
4. 洗剤残りがないよう、よくすすぐ。
5. 水分を拭き取り、十分乾燥させてから元に戻す。

油汚れは温かいほうが落ちやすいため、水ではなくお湯に中性洗剤を溶かして浸け置きするのがポイントです。濡れたまま仕舞うとカビの発生につながるため、必ず最後まで乾燥させてください。
グリル内部は水洗いできないため、薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き、水拭きしてから乾燥させます。

固まった油には中性洗剤を含ませたキッチンペーパーを貼って浸け置きするのも効果的です。

ただし、「ステンレスだから重曹・アルカリ洗剤OK」と単純化するのは危険です。グリルにはフッ素加工、ホーロー、アルミ、塗装部品などが混在していることが多いため、不安な場合は取扱説明書を確認しましょう。アルカリ性洗剤は効果があるものの塗装を傷めるリスクがあるため、どうしても落ちない頑固な汚れにだけ使うのが無難です。
コンロ周辺のステンレス部品、五徳周辺の金属部分、レンジフード、ステンレス製オーブントレー、電子レンジ庫内の金属面なども「キッチンの油まみれ系シルバー」として同様に掃除できます。「ぬるま湯+中性洗剤の液体に浸けて、スポンジでこすり洗いするタイプ」と覚えましょう。

9月におすすめのお掃除

網戸の掃除
気づかないうちにホコリや汚れが溜まる網戸は、今のうちに掃除をしておくのがおすすめ。メラミンスポンジで軽くこすれば、汚れは簡単に落とせます。

ベランダの排水溝・雨どいなどの掃除
夏場に雨が多く降った影響で汚れが溜まりやすい場所です。落ち葉や泥・砂、飛んできたゴミをキレイに落としましょう。基本はブラシと水で掃除を行い、洗剤の使用はご近所トラブルの原因になることもあるため慎重に行うのがポイントです。
刺激のある洗剤はキレイにできる分、本来の素材を傷つけてしまうリスクもあります。

素材や汚れに合わせた「中性洗剤」の使い方を押さえて、シルバーウィークはおうちのシルバーをピカピカに磨き上げてみてはいかがでしょうか。

シルバーウィークに備えて、おうちの中のシルバー掃除!シルバー22箇所

【藤原千秋さん】
家事・掃除アドバイザー。2000種類以上の掃除用具を使った経験を持ち、テレビや雑誌など幅広いメディアで活躍中。

TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)

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