スタジアムいっぱいの人々が出迎える…… W杯を追放されたソマ...の画像はこちら >>

アメリカへの入国が許されなかったアルタン氏 Photo/Getty Images

ソマリア国民はアルタン氏を称えた

北中米W杯で審判を務めるはずだったソマリア人審判員のオマル・アルタン氏は、アメリカへの入国を拒否され帰国することになってしまった。アルタン氏は有効な書類を保持していたとされるが、マイアミ国際空港で強制的に送還されることになった。

理由は明らかとなっていないが、ソマリアはドナルド・トランプ大統領が導入した入国制限リストに載っている国の1つだった。

FIFAはビザの審査を含む入国手続きには関与できないこと、ビザの発給と入国許可者を決定するのは開催国政府であるとの声明を出し、アルタン氏が今大会の審判を務めることはできないと発表した。

この決定には「人種差別だ」「フェアプレイ精神に反する」などと非難の声も上がっている。アルタン氏は『New York Times』の取材に対し、「本当に、本当にがっかりしている」「私はただ、W杯に出場するという人生最大の夢を叶えようとしているひとりの審判にすぎない」と語り、失望をあらわにした。

しかし、失意のうちに帰国したアルタン氏には大きな驚きが待っていたようだ。空港やスタジアムがいっぱいになるほどのソマリア国民たちが集まり、帰国したアルタン氏を出迎えたのだ。『AL JAZEERA』は「W杯への夢が打ち砕かれたあと、首都モガディシュで英雄として迎えられた」、『BBC』は「盛大な歓迎を受けたのち、アルタン氏は国民と祖国に感謝の意を表した」と報じている。

地元テレビ局『Dalsan TV』は、スタジアムに集結した人々に手を振って応え、ハイタッチするアルタン氏の姿を伝えている。アルタン氏は2030年のW杯で、審判を務めることを目指すという。



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