先制点を決めた鎌田 Photo/Getty Images
広がる衝撃
日本代表のワールドカップでの戦いぶりが、韓国サッカー界に大きな衝撃を与えているようだ。
韓国メディア『コリア・ヘラルド』によれば、日本代表の戦術的完成度を目の当たりにした韓国の元代表選手や解説者たちから、危機感を示す声が相次いでいるという。
元韓国代表のパク・チソン氏は、日本代表の試合後に「我々が先に進んでいたのに追い抜かれ、今は追いかける立場になった。うらやましく、残念でもある」と発言。「日本は大舞台でも親善試合のような余裕を持ちながら、それぞれの役割を完璧に遂行するレベルまで成長した」と評価したという。
また、元韓国代表のキ・ソンヨン氏もYouTubeチャンネルで「日本は主力選手が欠場してもパフォーマンスの低下が小さい。勝敗の問題ではなく、すでにシステム面で差が生まれている」と指摘。さらにク・ジャチョル氏は「今の差を放置すれば10年後には取り返しがつかなくなる」と警鐘を鳴らし、育成年代の指導体制やコーチ育成の重要性を訴えたようだ。
韓国国内では長期的な強化方針にも注目が集まっている。解説者のソ・ヒョンウク氏は、「日本は長年の投資とシステムの安定によって3バック戦術が完全にチームへ浸透している」と分析。一方で韓国については、監督人事を巡る混乱や短期間での戦術変更が続き、組織力を構築する時間が不足していたと厳しく指摘している。
さらにパク・ムンソン氏は、「アジアのチームがここまで相手を圧倒する試合は初めて見た」と語り「なぜ韓国サッカー協会が日韓戦を積極的に組まないのか分かる気がする。今大会のトーナメントでは日本と当たらない可能性を探したいほどだ」と冗談交じりにコメントしたという。
日本代表が世界の舞台で結果と内容の両面を示すなか、その成功の背景にある育成システムや強化方針にも注目が集まっている。韓国サッカー界から聞こえてくる危機感は、現在の両国の立ち位置を映し出しているのかもしれない。

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