自民党の政治資金パーティーをめぐる収支報告書の不記載事件で、東京地裁は23日、参議院岐阜選挙区選出の元議員・大野泰正被告に罰金60万円の有罪判決を言い渡しました。

判決などによりますと、元参議院議員の大野泰正被告は、自民党・旧安倍派の政治資金パーティーを巡り、元秘書の岩田佳子被告と共謀し、2018年から2022年にかけて自身の政治団体の収支報告書にキックバックされたパーティー券収入約5100万円を記載しなかった政治資金規正法違反の罪に問われていました。

元参議院議員・大野泰正被告(67)に罰金60万円 元秘書には...の画像はこちら >>

東京地裁「収入は寄付にあたる」

これまでの裁判で大野被告は「報告書に記載しているのか、記載していないのかさえ知らなかった」などとして、起訴されたすべての内容について無罪を主張していました。

パーティー券収入が、報告書に記載が必要な寄付にあたるかどうかが争点となる中、23日、東京地裁は「収入は寄付にあたる」と指摘。

2022年の約1100万円分について虚偽の記入を行うことを共謀していたとして大野被告に罰金60万円、岩田被告に罰金20万円の判決を言い渡しました。

元参議院議員・大野泰正被告(67)に罰金60万円 元秘書には罰金20万円の判決 自民党の“裏金”事件 祖父は初代自民党副総裁…“政界のサラブレッド”に地元岐阜から落胆の声
CBC

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2021年までの4年分は無罪

一方、2021年までの4年分については共謀の成立には疑いが残るとして無罪としました。

「政界のサラブレッド」として知られる大野被告。

祖父の大野伴睦氏は衆議院議長や初代の自民党副総裁を務め、新幹線が止まる岐阜羽島駅前に銅像が 立つほどの名士でした。また父親の大野明氏は労働大臣や運輸大臣を、そして母親のつや子氏は 参議院議員を務めました。

判決を受け、大野被告の地盤だった岐阜県羽島市では…

(羽島市民)
「何とか止められなかったのか残念な気持ち。おじいちゃん、お父さんに対して何でこんなことができるのか」
「疑われているなら自分で出てきて説明すべき」

一連の事件で国会議員を務めた被告に判決が言い渡されるのは、これが初めてです。

元参議院議員・大野泰正被告(67)に罰金60万円 元秘書には罰金20万円の判決 自民党の“裏金”事件 祖父は初代自民党副総裁…“政界のサラブレッド”に地元岐阜から落胆の声
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