6月26日、岐阜県の美濃加茂市議会で、議員の数を大幅に減らす条例案の採決が行われました。賛否が真っ向から対立した議論の行方は。



(柳瀬晴貴記者)
「定数4割削減。実現すれば、議会の形は大きく変わります。賛否が分かれる中、どんな議論が交わされるのでしょうか」

定数“4割削減”で揺れた市議会 16人→10人案は反対多数で...の画像はこちら >>

議員の数を16人から10人に減らす定数削減案が出された、岐阜県の美濃加茂市議会。

(議案を提出 出口峻佑議員 6月5日)
「これからの時代の民主主義と地方自治のあり方を抜本的に見直す」

提案したのは、無所属の若手議員3人。議員の数を減らすことで一人当たりの報酬や政務活動費の額をあげ、よりやる気のある人材を集めて少数精鋭の議会を作るのが狙いです。

定数“4割削減”で揺れた市議会 16人→10人案は反対多数で“否決” 議案提出した議員は「コミュニケーション尽くせず…」 岐阜・美濃加茂市
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“定数4割削減” きっかけは市長の問題提起

美濃加茂市議会の議員報酬は、月額36万2000円。岐阜県内の市議会議員の平均を2万円あまり下回っています。定数の4割削減という、全国的にも踏み込んだ提案。そもそもの発端は市長でした。

(美濃加茂市 藤井浩人市長 ことし3月)
「議会のプロフェッショナル化を実現することを念頭に、定数削減を提案した次第です」

定数“4割削減”で揺れた市議会 16人→10人案は反対多数で“否決” 議案提出した議員は「コミュニケーション尽くせず…」 岐阜・美濃加茂市
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前回の市長選で、定数削減を含めた議会改革を公約に掲げた藤井市長。市長に議員定数を変える権限はありませんが、この問題提起に賛同した若手議員3人が今回、定数削減案を提出したのです。

若手議員の提案にベテラン議員は…

しかし、ベテラン議員からは疑問の声が…

(反対派 山田栄議員)
「急激な変化は、私たち市議会が混乱します。市民の意見を十二分に聞いておりません」

(反対派 柘植宏一議員)
「10人の数量的根拠を示してくだい」

(議案を提出 出口議員)
「委員会機能を担保する最低限の人数であること。少数精鋭の議会を目指す趣旨に、最も沿っている数字であること」

定数“4割削減”で揺れた市議会 16人→10人案は反対多数で“否決” 議案提出した議員は「コミュニケーション尽くせず…」 岐阜・美濃加茂市
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さらに、議員全員が出席した非公式の会議では…

(ベテラン市議)
「10人になれば議員の質が向上すると言うが、活動を否定されているようで非常に残念」

採決の結果は、「賛成3」「反対12」で否決

そして、迎えた26日の採決。



(議長)
「”否決“とすることが可決されました」

定数削減案は、「賛成3」「反対12」で否決。提案した3人以外に賛成に回った議員はいませんでした。

定数“4割削減”で揺れた市議会 16人→10人案は反対多数で“否決” 議案提出した議員は「コミュニケーション尽くせず…」 岐阜・美濃加茂市
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(出口議員)
「ご理解いただくためのコミュニケーションを、説明の仕方含めて十分に尽くせなかった」

議論の発端となった藤井市長は…

(藤井市長)
「一番大事なのは、議会での議論を見た市民がどれだけ納得しているか。これを見極めていかなければいけないと思っている」

条例案は否決されましたが、地方議会のあり方を問う議論は、これからも続いていきます。

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