「目元の印象を変えたいけれど、家族や友人にばれたくない」「一重から奥二重に整形してもばれないか不安」とお悩みの方もいるでしょう。
二重整形は、短い施術時間で目元の印象を大きく変えられます。ぱっちりとした目元ではなく、二重の幅を狭くして自然な仕上がりにすることも可能です。
知り合いに気づかれにくくする方法として、奥二重に整形するのは有効でしょう。
本記事では、二重と奥二重の違いや、ばれにくい奥二重の作り方について解説します。二重整形を行った場合のメリットやデメリットについても説明するので、ぜひ参考にしてください。
1.二重と奥二重はどう違う?

二重と奥二重は、まぶたの脂肪や二重の幅によって、二重のラインの見え方が異なります。
奥二重の構造は、二重と同じです。まぶたを閉じたり開けたりする眼瞼挙筋が2本に分かれており、目を開けると皮膚が折り込まれることで二重や奥二重のラインができます。
奥二重は、二重の幅が狭かったりまぶたの脂肪が多かったりして、二重のラインが皮膚に隠れている状態です。
奥二重の魅力は、落ち着いた雰囲気が出やすい点です。目がくっきりと見えている二重は、目元の印象が強くなりすぎてしまう場合もあります。奥二重は、アイメイクをしてもきつい印象になりにくく、優しい印象を与えやすいでしょう。
また、二重の方はまぶたの皮膚が薄く、年齢を重ねるとたるみやしわが目立つ可能性があります。奥二重の場合はまぶたの皮膚が厚いため、たるみにくいでしょう。
2.ばれない奥二重の作り方
前述したとおり、一重まぶたは奥二重と構造が異なります。自然に奥二重になることは基本的にありません。
ここでは、一重まぶたを奥二重にする方法を3つご紹介します。
2-1.アイプチ

アイプチとは、まぶたにのりづけして二重を作るための化粧品です。くっきりとした二重から、自然な奥二重まで、好みの位置で二重のラインをつけられます。
アイプチ以外にも、テープをまぶたに貼ることで二重を作れる商品もあります。ドラックストアやオンラインストアで購入でき、費用も1,000円程度とお手頃な価格です。費用を抑えて、気軽に試したい方に向いています。
ただし、アイプチや二重テープを毎日続けていると、皮膚がかぶれる恐れがあります。メイクにも時間がかかり、時間が経つとテープやのりが外れてしまう心配もあるでしょう。
2-2.二重埋没

二重埋没は、まぶたに糸を通して留めることで奥二重や二重のラインを作る方法です。皮膚を切らずに奥二重にできるため、腫れや内出血が出にくく、回復するまでの期間が短い傾向にあります。
施術時間が10〜30分程度と短いため、スケジュールの都合をつけやすいのもメリットです。
デメリットは、人によってはすぐに外れてしまう点です。まぶたが厚い方や目を擦る癖のある方は、施術しても糸が緩みやすく、1年も経たずに外れてしまう場合があります。
人によっては、まぶたの上の脂肪取りや、まぶたを切って二重を作る切開法が勧められるでしょう。
クリニックによっては、糸が外れると無料で再施術してもらえる保証制度が設けられている場合もあります。すぐに外れてしまって追加費用をかけたくない方におすすめの制度です。
施術費用は、3〜20万円程度とクリニックや料金プランによって幅があります。料金の違いは、糸の通し方や糸を留める点数、使用している針や糸の種類などによって決められていることが多いです。
2-3.目の上の脱脂
目の上の脱脂とは、まぶたの上を小さく切って脂肪を除去する手術です。クリニックによっては「上まぶたの脂肪取り」「上眼瞼脱脂術」などと書かれています。
まぶたに脂肪が多く腫れぼったい奥二重の方は、上まぶたの脂肪が少なくなると、二重のラインが見えてすっきりとした目元になるでしょう。
まぶたが重く、埋没法だけでは糸が外れてしまう場合に、埋没法とあわせて施術されることも多いです。
施術費用の相場は、5〜20万円程度です。埋没法とのセットプランが用意されているケースもあります。
3.奥二重に整形してもばれない?

奥二重への整形は、二重にする場合と比べてばれにくいといえます。
二重整形は、顔の中でも印象が変わりやすいパーツです。目元が変化すれば、家族や職場の人など顔をよく知っている相手から絶対にばれない保証はありません。
特に、元々一重の方やまぶたが重い奥二重の方が、ぱっちりとした二重に整形すると、目元の印象が大きく変わります。大きく変化すればするほど、気づかれる可能性は高いです。
一方で、奥二重に整形する場合は自然な仕上がりになりやすく、初対面の方だと気づかれることはほとんどないでしょう。家族や友人にできるだけ気づかれないよう、二重の幅を配慮することも可能です。
顔を変化させる以上、知っている人から100パーセント気づかれない施術は不可能です。しかし、二重よりも奥二重のほうが二重幅の変化が小さく、ばれにくいといえるでしょう。
4.奥二重に整形するメリット
奥二重に整形する方法として、埋没法と切開法があります。前述した通り、埋没法は糸でまぶたを留める方法です。切開法の場合は、まぶたを切って皮膚をくっつけることで二重のラインが作られます。
奥二重は、自然なラインになりやすい埋没法で行われることが多いです。ここでは、埋没法で奥二重に整形するメリットについて解説します。
4-1.ダウンタイムが短いのでばれづらい
埋没法はダウンタイムが短い傾向にあります。ダウンタイムとは、手術後に腫れや内出血などの症状が表れてから、回復するまでの期間です。
切開法では、まぶたを切るため腫れや内出血が表れやすく、症状が落ち着くまでに1ヶ月程度かかる場合もあります。ダウンタイム期間中、一歩も家に出ないのは難しいでしょう。腫れがおさまっていないうちに仕事や買い物など外出し、人に会うとばれる可能性は高くなります。
一方で、埋没法はまぶたを切らないため、2日〜1週間程度で腫れや内出血が落ち着くことが多いです。ダウンタイムの期間が短いため、切開法に比べて外出する回数も減らせます。目元が回復してから外出すれば、人に会ってもばれにくいでしょう。
4-2.理想通りじゃなければやり直せる
二重整形のうち埋没法は、やり直ししやすい施術方法です。埋没法では、まぶたに糸を通して理想の奥二重のラインになるように固定します。まぶたに通している糸を外せば、元の状態に戻せるケースが多いです。
切開法は、一度まぶたを切って皮膚をくっつけます。「理想どおりではないから手術をやり直したい」「好みが変わったから、二重の幅を変更したい」と思っても、簡単にはやり直せないでしょう。
埋没法の場合は、理想通りでなければ修正できるのは大きなメリットといえます。
ただし、無制限でやり直しできるわけではありません。施術を重ねるとまぶたに糸が残って皮膚が盛り上がったり、皮膚に負担がかかったりするリスクがあります。そのため、推奨されている回数は2〜3回程度です。
とはいえ、思った通りでない場合にやり直せるのは、施術を受ける際の安心材料になります。できるだけやり直しせずに済むように、医師の説明を聞き、デザインに十分納得したうえで施術を受けることが大切です。
4-3.毎朝アイプチをしなくてよい
二重埋没法によって奥二重になると、アイプチや二重テープを使って二重の幅を作る必要がなくなります。奥二重にするために毎朝時間をかけていた人は、大幅にメイク時間を短縮することが可能です。
二重の幅が左右非対称になったり、上手く奥二重のラインを作れずに不自然なラインになったりする心配もありません。
また、アイプチや二重テープを続けていると皮膚に負担がかかり、たるみや炎症の原因になります。
埋没法では、医師とじっくり相談したうえで二重のラインを決定します。一度手術すればメイクの有無にかかわらず奥二重を維持できるため、毎朝二重ラインの歪さや左右非対称に悩まなくなります。
のりやテープで皮膚に負担をかけ、皮膚が伸びたり、炎症を起こしたりする心配もないでしょう。
5.奥二重に整形するデメリット
二重埋没法は手術である以上、リスクやデメリットもあります。ここからは、埋没法で奥二重に整形するデメリットを解説します。
5-1.永久的ではない

埋没法は、永久的な効果は見込めません。皮膚を切らないため修正しやすい点がメリットですが、糸を外れば元に戻ってしまうのはデメリットでもあります。
埋没法によって奥二重が持続する期間は、まぶたの状態や施術方法によって大きく個人差があります。
厚いまぶたの方は比較的外れやすく、短い場合は1年未満で外れてしまうことも。人によっては10年程度維持できる場合もありますが、期待しすぎないほうがよいでしょう。
施術後の奥二重を維持する方法として、二重の幅を広くしすぎないこと、施術方法を工夫することが挙げられます。
患者さんによって最適な二重の幅や糸の本数、留め方などは異なるため、カウンセリングで医師に相談しましょう。
5-2.目を擦ってはいけない

埋没法で奥二重にしたあとは、目を擦ってはいけません。目を擦ってまぶたに強い刺激を与えると、二重を留めている糸が緩んで外れてしまう恐れがあるためです。
花粉症やアトピー性皮膚炎で目が痒くなる人は、アレルギー薬を使用するのも一つの方法です。埋没法で目を擦ってしまいすぐに糸が取れてしまった人は、切開法を検討するのもよいでしょう。
また、洗顔やアイメイクの軽い刺激で糸が外れる可能性は低いため、問題なく行えます。洗顔時は、泡やジェルなどで撫でるように優しく洗いましょう。
6.まとめ
奥二重は、二重と構造は同じですが、二重の幅が狭く、二重のラインが皮膚で隠れてしまう点が異なります。一重の方がぱっちりとした二重にすると、顔の印象が大きく変わり、家族や友人に気づかれる可能性は高いでしょう。
できるだけばれずに目元を変えるには、奥二重にするのは有効といえます。
自分で簡単に奥二重にする方法にはアイプチや二重テープがありますが、使い続けていると皮膚に負担をかけ、炎症を起こしたり皮膚がたるんだりしかねません。
埋没法であれば、毎日メイクに時間をかけずに、自然な奥二重にできます。万が一理想の形にならなかった場合でも、糸を外してやり直すことが可能です。
気になった方はぜひカウンセリングを受けて、ばれずに理想の二重を叶えてくださいね。