現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施している「年金生活に関するアンケート」から、2026年10月17日に回答があった長野県在住63歳男性のケースをご紹介します。


■投稿者プロフィール
ペンネーム:ココナツ
年齢性別:63歳男性
同居家族構成:本人、妻
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:長野県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:540万円
世帯の預貯金:130万円、リスク資産:不明
これまでの年金加入期間:厚生年金461カ月

■現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):約14万円(61歳から繰上げ受給中)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
そのほか(企業年金や個人年金保険など):なし

配偶者の年金や収入:年金約140万円、パート収入100万円(いずれも年額)

■「国民健康保険税も高く、自治体に相談しようか悩み中」
61歳から年金を繰上げ受給しているというココナツさん。現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答。その理由は「物価高に苦しんでいる。特に電気代や灯油代、食費の高騰が家計を圧迫している。それに加えて地方なので、オイル交換やタイヤの定期的な新調など車の維持費も5割ほど上がっていて、かなり苦しい。さらに国民健康保険税も高くて、自治体に相談しようかと悩み中」。

ひと月の支出は「約20万円」で、「奇数月に貯蓄から数万ほど補填(ほてん)する場合がある」そうです。仕事については「事情があり仕事はしていない。なので、年金以外の収入はない」とのことです。

■「近くの大型店が撤退し、近所のスーパーしか選べない」
日ごろの節約については「近くのスーパーのデリシアやイオン、ドラッグストアのセイムスで、安売りのときを狙って買いに行っている。それでも月5万円はかかっている。電気代は、ギリギリまでエアコンを使わない、使っていない部屋の電気を消す、LED電球に交換するなど、あらゆる手段で削っている」と説明します。


2026年に入っては「いつも買っているチーズが109円から129円に、トマトジュースも198円から219円に、それぞれ上がっていた。私は食事のメインになる食材は買っていないので、どちらも自分用に買っている品目です」と話します。とはいえ、物価高でも削れないのは「納豆、豆腐、きな粉、チーズ、トマトジュース、アーモンド。体調管理のために最低限必要な食材なので。世帯全体では、ささみや豚ロースなどの肉やレタスなど。こちらもカロリーと栄養素を補うため」だそうです。

よく利用する店はスーパーのザ・ビッグ、デリシア、ツルヤ、ドラッグストアのセイムスで、理由は「近くの大型店が撤退したので、近所のスーパーしか選べない」から。老後の味方については「ユニクロは安く長く着られる。セイムスはシニアデーに全品5%オフで助かる。デリシアは20%オフの日があるので欠かさずチェックしている」と言い、Amazonの安売りも確認して購入しているそうです。

■「何とかギリギリのお金で、健康も保ちたい」
現役時代を振り返ると「貯蓄しておけばよかったと思うが、現役時代はそれはそれで苦しい時期もあったので、仕方がないと思っている。あとは何より、体調管理をしておけばよかったと後悔している」というココナツさん。
年金生活に入って予想外だったのは「スマホの通帳を見て、意外にお金が出ていくものだと実感している」こと。

一方で、年金生活では「趣味の音楽や映画を楽しめることが増えた。何より、がむしゃらに働いてきたので、歴史や経済について学びたい気持ちがあって、そういう意味では最近、充実している」そうです。最後に不安を尋ねると「一言でいうと、お金と健康。何とかギリギリのお金で、健康も保ちたいと思っている」と語られていました。

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