現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施している「年金生活に関するアンケート」から、2026年10月16日に回答があった北海道在住69歳女性のケースをご紹介します。


■投稿者プロフィール
ペンネーム:ちろり
年齢性別:69歳女性
同居家族構成:本人、夫
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:北海道
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:450万円
世帯の預貯金:5000万円、リスク資産:150万円
これまでの年金加入期間:国民年金54カ月(第1号18カ月、第3号36カ月)、厚生年金456カ月

■現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万7000円
老齢厚生年金(厚生年金):8万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
そのほか(企業年金や個人年金保険など):なし

配偶者の年金や収入:老齢基礎年金36万円、老齢厚生年金35万円、個人年金120万円(いずれも年額、個人年金は75歳までの10年間)

■「税金や保険料は別枠、貯蓄から補填」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答したちろりさん。「食費や光熱費は数年前よりとても高くなったと感じる。5割増しになっている。それでも、住居費はローンも終わっているし、管理費なども負担になる金額ではないので助かっている。医療費は、幸い大きな病気もせず健康なので、想定内の出費になっている」と語っています。

ひと月の支出は「20万円」で、年金だけでは年に「1~2回足りない月がある」と回答。「税金や各種保険料は毎月の支出とは別枠で捉えていて、貯蓄から補填(ほてん)している」とのことです。

■「ストレスをためないよう、ほどほどに好きな物を食べている」
日ごろの節約については「食費は外食をせず、自宅でバランスのよい食事を心掛けている。健康のために変に食費を節約せず、ストレスをためないよう、ほどほどに好きな物を食べている。健康でいることが医療費の節約になると思うので。光熱費は電気をこまめに消し、洗濯物は少量でも毎日洗っていたのを、まとめて洗うようにした」と説明します。

2026年に入って負担が増えたのは食費や光熱費、日用品費で、特に「秋冬の暖房代」がかさむそう。
物価高でも削れないのは食費と旅行代で、旅行は「楽しみの1つ。元気な今のうちにと思って行動しています」と話します。

よく利用する店はコストコで「洗濯洗剤などの日用品をよく購入する。大量買いになるので出費も多くなるが、一般的なスーパーと価格を比べると、かなり安いと思う」といいます。シニア割引も活用していて「近所のスーパーで毎月15日にシニアデーがあり、5%オフになるので、お米や飲料などをまとめ買いしている。ポイントサービスもあり、結構たまります」とのことです。

■「この年になると、また次の時はない」
現役時代を振り返って思うのは、「1円でも多く貯蓄することかな。健康も大切だけど、年を取ってお金がなければつらいです。若い頃、失業中に年金を未払いのまま放っていた。そのときは老後のことなんて考えていませんでした。支払いができないにしても、きちんと手続きをしていれば、もう少し年金額は増えていたと思います」というちろりさん。

年金生活での楽しみは「夫婦とも元気なので、年に数回、2泊3日~3泊4日の旅行が楽しみです。
もう仕事をしていないので、平日にのんびり旅ができます。この年になると『また次の時に』はないと思っているので、現役時代に貯めていた中から捻出して、旅先でプチぜいたくをしています」だそうです。

最後に「この先も健康でいられるなら今の蓄えで大丈夫かと思うのですが、施設にお世話になるようになったら、いったいいくら持ち出しが必要になるのかという不安はあります」と語られていました。

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