アツギが10月30日の今日開催した取締役会で、希望退職者の募集を行うことを決議した。人数は正社員・契約社員が約60人、パートタイマーが約70人の合計130人程度を予定し、募集期間は12月14日から24日まで。

退職日は来年3月20日を想定しているという。

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 同社は昨年5月に「中期経営計画の見直し」と「構造改革の推進」に関する方針を発表しており、事業基盤の強化と持続的な利益創出が可能な体制構築に向けて、コスト構造、業務構造、事業構造の改革に取り組んでいる。しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大の伴う生活様式や消費動向の急激な変化によって、2021年3月期において主力商品のストッキングの販売が低迷し、グループ全体で大きな打撃を受けた。こうした状況を踏まえ、早期に収益性の改善を図るために現在の構造改革の実施に加えて、効率的な人員体制の構築による利益体質の強化が急務であると判断し、希望退職者の募集を決定したという。

 募集対象は、同社に在籍する正社員、契約社員、パートタイマーとし、正社員は10月30日現在で満40歳以上の年齢制限を設定。退職者には、特別退職金の加算のほか、正社員と契約社員の希望者に対して再就職支援を行う。

 同日発表した2021年3月期第2四半期(2020年4月1日~9月30日)の連結業績では、在宅勤務の増加や外出自粛などの影響でストッキングやインナーウェアの需要の落ち込みが激しく、百貨店等の営業自粛が重なったことで売上が減少。売上高が62億6400万円(前年同期は98億7400万円)、経常損益が9億1800万円の赤字(同1億8000万円の赤字)だったほか、投資有価証券売却益を特別利益に計上したことや投資有価証券評価損を特別損失に計上したことなどから、親会社株主に帰属する四半期純損益は6億6900万円の赤字(同1億9500万円の赤字)となり、赤字幅が広がった。