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「熊にあったら死んだフリ」はなぜ広まったのか

ライター情報:田幸和歌子
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「死んだフリ」のルーツには、実は悲しい事件があったのかもしれません……。

秋も深まってきたが、まだまだ熊出没の季節。

ところで、熊にあったときの対処法として、近年は「死んだフリは逆効果」というのが、常識として知られるようになっている。

理由は、「熊もビックリして襲う」とか、「死んだフリをしていると、確認のために熊が噛みついたりする」など言われており、予防法としては、「突然あわないように、ラジオなどをかけて歩く、笛、鈴などで自分の存在を知らせる」ということ。であってしまったら、「騒がない」「そっと下がる」「背中を見せて逃げない」「熊撃退スプレーを使う」などの方法が指摘されている。

では、ここでちょっと不思議に思うこと。なぜかつては「死んだフリをしろ」といわれていたのか。迷信が広まった理由とは?
「昔は死んだフリでもある程度良かったが、今は森林伐採などによって、熊が人里におりてきてしまっているから、通用しなくなった」という声もあるけど……。
NPO日本ツキノワグマ研究所代表の米田一彦さんに聞いてみたところ、「なかなか良い質問です」として、その回答があるという『生かして防ぐ クマの害』(農山漁村文化協会)を紹介してくれた。

本書によると、熊による殺傷事件は北海道の開拓時代にはたくさんあり、そのうち、歴史上で日本最大の事件が、大正4年に起こった北海道の苫前村で起こったものだという。
これは、一頭のヒグマが、2晩のうちに、胎児を含めて7人を殺し、3人に重軽傷を負わせ、しかも、犠牲者の多くを食ったという事件だ。
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ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

2008年11月16日 00時00分

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