「男なら子供のころ一度は、警察ごっこをしたものだ」
少なくとも筆者はそうだった。太陽にほえろ、西部警察をテレビで観てすっかり感化され、親にねだっておもちゃの拳銃やトランシーバーを買ってもらったりして。
あの頃はほかにも探偵物語、007シリーズとか、とにかく警察、探偵、スパイものが多かったように思う。で、40歳を過ぎた今、懐かしいアイテムに遭遇することとなった。

それは、『なりきり無線 for iPhone』(StrapyaNext)で、名前の通りトランシーバーのようなアイテム。実は、マイク兼スピーカーになる。iPhoneの通話機能で、トランシーバーを片手にしゃべったり、相手の声を聞いたりできてしまう。iPhoneにつなぐコードもカール状のものを採用し、まさに見た目は警察ドラマでお馴染みの無線通信機そのもの。


着信時に本体上部のマルチボタンを押すと通話が開始。基本的に電話なのでスピーカーからの相手を聞きながら通話するわけだが、本体横に付いているサイレントボタンを押すと本物の無線のように相互一方通行(互いに同時に喋れない)になる。つまり、こちらがしゃべるとき同ボタンを押すと相手の声が聴こえなくなるのだ。これは是非試してみたい!

ほかに、iPhone 4Sで使うと同ボタン長押しでSiriが起動したり、本体のベルトクリップで胸ポケットやベルトに取り付けて手ぶらで使用することができるといった便利さもある。だが、やっぱり憧れは警察ごっこでしょ!

実際に警察ごっこをやった感想をStrapyaNextさんに聞いた。
「ドキドキわくわくといってしまったら簡単ですが、街中でなりきり無線片手に刑事ごっこをしたときは、昔テレビで刑事ドラマをよく見ていたせいか、自分が強くなった気がするのと同時に、おしりの穴のあたりがゾクゾクしました。
やっていただければわかってもらえると思いますが『熱いもの』を感じます」
おぉ~、『熱いもの』を感じるコメント、ありがとう。

音声の聞き取りやすさはどうか。
「音声は非常にクリア、小型のスピーカーを使っているにも関わらず音量もかなり大きく出ますので、プライベートすぎる話(下ネタ・恥ずかしい身内ネタ)をしているときは、他の人に聞こえるのではないかとヒヤッとするときがあります」
それは、危ない、危ない。

コードはどのくらいまで伸びる?
「コードの長さは45~50センチですが、カールコード仕様なので最高1メートル強程に伸びます。iPhoneを胸ポケットに入れるのはもちろん、ズボンのポケットに入れたとしてもよほど背の高い人でない限り使用に関して大丈夫かと思われます」
意外に伸び~る、伸び~る。

健全な男子諸君、ビジネスシーンで上司に見つからないように警察ごっこしてみませんか。

(羽石竜示)