アリーナツアー、幕張メッセ公演の模様をお届け!
| 木村カエラ LIVE HOUSE TOUR 2008~STARs TOURS~ | 2008.08.10(SUN) at赤坂BLITZ |
ウォォォォォ~ッ!!!!!……って、ここは夏フェス会場!?思わず居場所を確認したくなるような盛り上がり。アルバム『+1』を引っさげてのツアーが終わったばかりなのに、夏フェスにもバンバン出演してる最中なのに、またまた新たなツアーのスタート!しかもライヴハウス!ステージもフロアも一体となって揺れた赤坂ブリッツ2days、2日目の模様をリポートします!
客電が消えると同時にドドッと押し寄せるオーディエンス。大興奮のカエラ・コールに迎えられてステージに登場した彼女は、その歓声の中、センターで立ち止まると右手に持ったマイクを無言で高く掲げた。スッと一瞬、照明の中に浮かび上がった彼女の姿は、まるでパンクのミューズともいうべきか。濃いめのアイメイクにキュートなおかっぱヘア、Tシャツにスキニーなジーンズというシンプルな出で立ちがまた、彼女の中の強さを引き出している。「TREE CLIMBERS」の性急なビートに乗っかって前へ前へと向かっていけば、オーディエンスも今日のルールを瞬時に理解したようだ。今日は思いっきり暴れて、歌って、踊って、盛り上がる!矢継ぎ早に繰り出されるハードなナンバーで、ステージもフロアも常にピークを極めていた。
仕掛けが満載で、かなり作り込まれた内容だった前回のツアーとは一転、体ごとぶつかっていくような勢いの選曲で、ガシガシと歌っていく。前回は椅子席の客にどう見せるか、すごく考えていたというようなエピソードも伝え聞いたが、だとしたら、今彼女の目の前に広がっているのはとてつもなく幸せな光景だろう。確かに、バンド感たっぷりだったアルバム『+1』の世界観は、むしろ今回のツアーで具現化されているのかもしれない。「ファミレド」や「NO IMAGE」での破壊的、攻撃的なサウンドはかなりリアルで、こういう汗まみれのライヴハウスならではの熱気を味方にしてさらなるパワーを放っていたし、「鏡よ鏡」などもまた、楽曲の存在感を越えるような説得力がプラスされていた。思いっきり歌ってる、自分をさらけ出して音楽を楽しんでる木村カエラがすぐそこにいる。
<誰にも邪魔されたくなくて/着飾ったドレスを脱ぎ捨てて/ここにいる私が事件/見えたのはこの世界の異次元>
<何も怖くない/何も怖くない/(中略)I Can be No.1/(中略) I can be ONLY.1>
なるほど、今回のツアータイトルにもある「STARs」の一説が、このツアーに臨む彼女をとてもよく表わしていたのだ。今回のツアーは、強い。もちろん彼女は可愛くて、見てるだけでも幸せで、一緒に歌えばもっと幸せなんだけど、百戦錬磨のメンバーが繰り出す轟音の中で光る彼女はとても強くてカッコよかった。このツアー、終わるころには美しく男前な木村カエラがいるに違いない!
(取材・文/山田邦子)