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ライヴレポート

TRICERATOPS

WE ARE ONE TOUR 2010 2010.12.01(WED) at SHIBUYA-AX

(撮影/山本倫子)

3人の鉄壁の一体感で、バンドの魅力を存分に見せた濃密なライヴ

 9月に発表した10作目のオリジナル・アルバム『WE ARE ONE』を引っ提げ全国ツアーを行ったTRICERATOPS。今回は、SHIBUYA-AXでのライヴをレポートしよう。オープニングSEのザ・フー「マイ・ジェネレーション」が流れる中、3人がステージに登場すると、早くも会場からは大歓声が巻き起こる。ブルージーなギターからザグザクしたギターリフが飛び出し「Neo Neo Mods」からライヴがスタート。続けざまに「You're My Gasoline」で太くグルーヴィなサウンドを聴かせる彼ら。「オレら全力でやるんで、みんなも全力で踊って下さい!」という和田のMCから、レゲエとスカとロックをミックスさせた「Pretty Wings」へとなだれ込むと、観客もビートに合わせてノリまくる。バンドが作り出すサウンドは、見事なまでの一体感と力強さに満ちているではないか。ワイルドにギターを刻みながら独特のボーカルで伸びやかに歌う和田唱、広がりのあるベースラインを奏でる林幸治、パワフルかつタイトなドラムを叩く吉田佳史と、3人のアンサンブルは鉄壁。さらに和田は、ステージを動きながらのびのびと熱くギターソロを弾きまくる。まさしくロックバンド然とした佇まいは、15年近くともに音楽を演奏し続けてきた3人だからこそ生み出せるものだろう。かといって、変な堅苦しさは無くポップさも兼ね備えているのがTRICERATOPSの魅力だ。

 そしてこの日は、和田の35歳の誕生日。吉田が中心となり観客全員でハッピーバースデーを歌ってお祝い。「昔はイベントに出ると最年少バンドだったけど、今は最年長バンドってことも多いしね(笑)。でも長くやり続けたかったからそれで良いと思う」という和田の言葉からは、これまで活動してきた揺るぎない自信と、これからもずっと3人で音楽をやり続けるという強い想いが感じ取れた。さてライヴは、「シラフの月」からメロディアスなアコースティック・タイムに入り、力強い「GOTHIC RING」からバンドサウンド戻る。さらには、スクリーンに映されたMay J.とコラボ曲「Startin' Lovin'」をバーチャルデュエットするなど、様々な音楽性を披露。後半戦に入ると勢いはさらにアップし、切なくも力強いメロディがグッとくるキラーチューン「Fever」まで一気に駆け抜ける。アンコールに突入すると、なんとサプライズゲストでMay J.本人が登場し、今度はリアルに「Startin' Lovin'」をデュエット。さらにはクリスマスシーズン間近ということで、マライア・キャリーの「All I Want For Christmas Is You」を彼女と共演するうれしいハプニングもあった。約3時間に及ぶライヴは、彼らの歴史と今を存分に味わえる濃密ぶり。彼らの5回目の主宰イベント【DINOSAUR ROCK'N ROLL】が来年の3月に久々に開催されるという発表もあったこの日のライヴは、まさに今後も走り続けるTRICERATOPSを印象付ける高い熱量を誇っていた。

(取材・文/土屋恵介)

SET LIST

  • 1. Neo Neo Mods
  • 2. You're My Gasoline
  • 3. Fall Again
  • 4. Pretty Wings
  • 5. Happy Saddy Mountain
  • 6. Invisible ~透明のハグ~
  • 7. I GO WILD
  • 8. シラフの月
  • 9. 僕らの一歩
  • 10. Fly Away
  • 11. GOTHIC RING
  • 12. 3000ワットのスピーカー
  • 13. ZOMBIES
  • 14. Startin' Lovin'
  • 15. あのね Baby
  • 16. CanとCan'tのパスポート
  • 17. WE ARE ONE
  • 18. Fever
  • <アンコール>
  • 1. Startin' Lovin'(with May J.)
  • 2. GIRLS
  • 3. Raspberry
  • 4. All I Want For Christmas Is You(with May J.)
  • 5. トランスフォーマー