画像生成AIで世界3位 中国「HiDream」、350億円調達でユニコーンに

中国発の生成AIスタートアップ「智象未来(HiDream.ai)」はこのほど、シリーズCで15億元(約350億円)を調達した。今回の資金調達は、社保基金四川振興科創基金、工銀資本などが共同で主導し、厦門国貿資本、上影新視野基金など十数社の事業会社・投資機関が参加した。

調達後の評価額は10億ドル(約1600億円)を超え、ユニコーン企業の仲間入りを果たした。

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智象未来は2023年設立。独自開発のモデル「HiDream」シリーズを通じて、テキスト、画像、動画などを扱うマルチモーダル生成AIを展開している。また、複数のモデルを組み合わせる従来方式ではなく、単一のアーキテクチャで異なる種類のデータを処理する「ネイティブ全モーダル世界モデル」という技術路線を掲げている。

同社は2026年6月に最新モデル「HiDream-O1-Image-1.5」を発表した。生成AI比較サイト「Artificial Analysis」の画像生成モデルランキングでは3位に入り、ELOスコアでGoogleの「Nano Banana 2」、NVIDIAの「Cosmos3-Super-Text2Image」、バイトダンスの「Seedream 4.0」など主要モデルを上回った。2位のOpenAI「GPT-Image 1.5」との差はわずか1ポイントだった。

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生成AI比較サイト「Artificial Analysis」の画像生成モデルランキング

2026年の世界人工知能大会(WAIC)では、マルチモーダル創作AIエージェント「Vivago R1」を発表した。同社は、動画を長さの制限なく自律的に生成・編集できる、世界初の創作AIエージェントだとしている。

智象未来は事業化も加速している。現在は、AI創作プラットフォーム「Vivago」、企業向け人工知能(AI)「HiHarness」、APIオープンプラットフォームをそろえた製品群を構築し、映像、広告、デザインなどの業界向けの顧客開拓を進めている。直近では映像コンテンツを手掛ける中国の「華策影視(Huace Film & TV)」と戦略提携を結び、AIを活用したコンテンツ制作やデジタル映像分野での活用を模索している。

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*1元=約24円、1ドル=約157円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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