待ち望んだ夏休み。興味のある分野を深掘りしたり、未知との出会いにワクワクしたり、有意義な時間を過ごしたいものですね。


今回は、埼玉県内で開催される大学主催の子ども向け講座を3つ紹介します。子どもの学びを深めるプログラムから親子で楽しめる講座まで、幅広い開催内容です。事前申し込みが必要な講座がほとんどなので、募集要項をよく確認するようにしてください。

■埼玉大学:「科学者の芽育成プログラム」
埼玉大学大学院理工学研究科が行う科学教育事業「科学者の芽育成プログラム」は、体験を通して専門的な学習機会を通年で提供しています。プログラムは講座への参加回数や本人に身についた力によって、ステップ1~3まで分かれています。

そのうちステップ1が、受講登録によって小学5年生~中学生ならだれでも参加可能なプログラム。「興味を持てる何かの発見」を目標に、普段の生活では体験できない、大学の専門的な講義や実習に触れていきます。

夏休み期間中は7月18日に「火山噴火」をテーマにした地学講義「土曜ジュニアセミナー」、8月1日に数学、物理学、化学、生物、地学から1つを選び講義受講後に科学実験を行う「一日大学生」が開かれます。

対象:小学5年生~中学3年生まで
参加条件:理科や算数/数学に強い好奇心・学習意欲があること

同大学では高校生、大学生、大学院生、理系女子生徒向けなど、専門的な学びを開き、力を磨く手助けをしています。

■埼玉県立大学:健康や宇宙について学ぶ
埼玉県立大学では、未就学児や小学生、中学生を対象にさまざまな講座を開いています。

7月28日に開催される中学生が対象の「3Dプリンタでアイデアを形にしよう!」では、作業療法士が3Dプリンタでその人に合わせたモノ作りを行うことに着目し、3Dプリンタを使った自由なモノ作りが体験できる講座を開いています。

31日は、小学5年生~高校生を対象に、「宇宙のかけらを調べよう」を開催。
いろいろな種類の宇宙のかけら(いん石)を観察できます。

8月26日には、小学4~6年生を対象にした「みんなで学ぼう!健康のリテラシー」を開催。正しい情報を見極める方法を、本や雑誌を使った調べ学習やカード作りを通して楽しく学びます。

幅広いオープンカレッジ講座が並びますが、どれも事前申し込みが必要で、講座によっては受講料がかかる場合もあります。

■東京家政大学:サイエンス&クッキングなど3つの講座
東京家政大学では、狭山市にある狭山校舎で小学4~6年生を対象にした子ども向け講座を3つ開催します。

1つが、「『調理』を科学の目で見ながら再発見!サイエンス&クッキング」です。牛乳は骨や歯を作るだけでなく、たんぱく質やビタミン、ミネラルも含む栄養価の高い食品です。この牛乳からは、バターやチーズ、ヨーグルトなどさまざまな乳製品が作られています。これに着目し、講座ではバターとチーズ作りに挑戦します。

このほか、アート作品を作ることにより、脳と心を元気にする臨床美術に触れる親子講座や、建物を観察して写真撮影やスケッチを行い、理想の校舎を立体模型で製作する「未来の大学」をデザインするワークショップを行います。

応募締切はいずれも7月8日まで。

■夏休みの講座は、子どもの視野を広げるチャンス
大学で開催されるプログラムには、普段の学校生活ではなかなか得られない学びがたくさんあります。
子どもの視野を大きく広げる貴重な体験になるでしょう。

また、実際に大学のキャンパスで過ごすことで、「こんな場所で学んでみたい」と将来の進路を思い描く機会になるかもしれません。

夏休みに積み重ねたさまざまな経験は、きっと子どもたちの未来へとつながっていくはずです。

この記事の執筆者: 結井 ゆき江
フリーランスの編集者・ライター。中学受験雑誌の編集者として勤務した後に独立。小学校で発達障害グレーゾーンの児童をサポートした経験から、教育分野を中心にライターとして活動する。
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