小学生にとって待ちに待った夏休み。子ども時代の夏を楽しんでほしい反面、親としては興味のあることの深掘りや未知との出会いにも時間を使ってほしいものです。


夏休み期間中は、大学主催の知的な学びが得られる講座がたくさん開催されます。

今回はその中から東京都内で開かれる講座を3つ紹介します。「これならうちの子が楽しめそう」「新しい世界に触れられそう」と感じたら、ぜひ足を運んでみてください。

■東京大学:自然体験教室をリアルとオンラインで
2023年夏から、東京大学工学系研究科とヒューリック株式会社が開催しているのが自然体験教室「自然に学ぶみんなの学校」です。「むし(昆虫)」「ほし(宇宙)」「いし(鉱物)」をテーマにした自然観察・体験学習活動を通して、参加者や東京大学の教員・学生たちとの交流を促す取り組みです。

小学5・6年生から中学3年生が対象の「自然に学ぶみんなの学校in南会津」は、福島県南会津郡で開催。昼夜を通した昆虫の観察や、望遠鏡や双眼鏡を使った惑星や星雲の観察、鉱物標本を使った実験などを行います。

こちらはオンラインでの参加が可能。メタバース空間で分身となるアバターを操作して歩き回ります。

小学1~4年生が対象の「自然に学ぶみんなの学校in東大」は、東京大学本郷キャンパス工学部3号館で開催。さまざまな標本に見て触れるだけでなく、顕微鏡を使った観察などが行われます。こちらはオンライン開催はありません。


どちらも事前の予約が必要で、応募者多数の場合は書類選考があります。

「自然に学ぶみんなの学校in南会津」(現地参加、またはオンライン参加)
開催日:8月7日~9日
開催地:さいたま市立舘岩少年自然の家(福島県南会津郡南会津町)
対象:小学5年生~中学3年生(オンラインは小学生~中学生)
応募締切:7月5日

「自然に学ぶみんなの学校in東大」
開催日:8月20日、21日
開催地:東京大学本郷キャンパス工学部3号館(東京都文京区)
対象:小学1~4年生
応募締切:7月12日

■芝浦工業大学:小中学生向けのSTEAMプログラム
芝浦工業大学は、小中学生が工学・科学への興味関心を深めていくためのSTEAMプログラムを開催しています。STEAMとは、科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・芸術(Art)・数学(Mathematics)の5つの領域を枠に捉われずに学ぶプログラムです。

例えば、8月27日に開催される「生物のしくみを学ぼう!」は、芝浦工業大学附属中学高等学校(江東区豊洲)で開催。ナイロンの糸を作ったり、顕微鏡で生物を観察したりできます。小学3~6年生とその保護者1名が対象で、受講料は3000円。申し込みをしたうえで、抽選で参加が決まります

ほかには、女子小学生限定の講座もあるようです。開催場所は都内だけでなく埼玉県や千葉県もありますから、家から近い開催場所を見つけるとよさそうです。

■東京藝術大学・玉川大学:「芸術が学べる大学ってどんなところ?」
「芸術が学べる大学ってどんなところ? 何ができるの?」そんな子どもたちの素朴な疑問に答えるオープンキャンパスが東京藝術大学と玉川大学で開催されます。

東京藝術大学では、自画像制作やアクセサリーづくり、尺八体験など、美術から音楽まで幅広いプログラムが並びます。

玉川大学では、演劇や陶芸、和楽器、アニメーション作りなど幅広いアートに触れられます。いずれも対象年齢はプログラムによって異なります。


会場:8月7日=東京藝術大学、9日=玉川大学
対象:都内在住または在学・在勤の小学生~18歳まで
募集期間:7月3日まで。応募者多数の場合は抽選。

■目で見て、触れる体験を
五感を使って実物に触れられる機会は、大人も子どももなかなかありません。これを機にさまざまなプログラムに参加してみませんか。

紹介した以外にも、都内ではさまざまな大学で子ども向けのプログラムが開催されています。夏休みの思い出が、たくさん作れるはずです。ぜひ親子で楽しみましょう。

この記事の執筆者: 結井 ゆき江
フリーランスの編集者・ライター。中学受験雑誌の編集者として勤務した後に独立。小学校で発達障害グレーゾーンの児童をサポートした経験から、教育分野を中心にライターとして活動する。
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