市場の大半を占めるインクジェットプリンターは、少部数の印刷用途や年賀状印刷で大いに活用されてきた。写真印刷など高精細画像の印刷が可能である一方、印刷速度が遅く、長期間放置するとインク詰まりが発生し、印刷できなくなってしまうトラブルも散見される。近年の年賀状じまいの動きなども受け出番が減っていることもあり、販売は伸び悩んでいる。一方、ページプリンターは、1枚の印刷速度が速く、長期間放置しても問題なく印刷できる。テレワークの広がりなどもあって、支持する層が広がってきた。さらに、近年ではカラー印刷に対応しながら、2万円前後(税抜き、以下同)と格安の製品も登場し始めている。画像が粗く写真印刷には向かないものの、カラーの資料印刷程度には十分使える出力品質がある。
メーカー別の動きを見ると、ブラザーとキヤノンがトップ争いを繰り広げている。23年5月ではブラザーが販売台数シェア63.3%を握り、圧倒的に強かった。しかし、2位キヤノンが徐々にシェアを伸ばし、24年11月に45.3%でブラザーを抜いて1位に立った。これ以降、抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げた。昨年9月にブラザーが56.4%と過半を占めて以降は、ブラザー優勢で推移している。シェア変動の大きな要因は価格差だ。23年5月では、ブラザーの平均単価はキヤノンより1万4200円も安かった。しかし、24年11月では2100円安まで両社の価格が接近。25年2月にはキヤノンが逆に1000円安いという逆転現象も起きている。しかしブラザーは低価格攻勢を強め、この5月では4800円安を記録。シェア回復につなげた。
現在、カラー印刷ができるページプリンターの販売台数構成比は33.2%、平均単価は4万2000円。モノクロモデルの1万9100円と比べると倍以上だ。しかし、前述の通り2万円前後の低価格カラーモデルが人気で、こうした製品がカラーページプリンターの構成比を押し上げている。ページプリンター全体で5月現在の売れ筋モデルを見ると、ダントツで売れているのが、ブラザーの「JUSTIO HL-L2460DW」。販売台数シェア11.8%と唯一2桁シェアを獲得した。モノクロモデルながら平均単価が1万2000円と格安だ。次いで同じくブラザーの「JUSTIO HL-L3240CDW」が8.2%で2位。こちらはカラー印刷対応で平均単価は2万500円。カラーモデルの平均単価の半額だ。競合キヤノンにも低価格カラープリンターがある。販売台数シェア5.5%で6位の「Satera LBP621C」。平均単価は2万円を切る1万7300円だ。
【注目の記事】
PC価格はホントに上がっているのか――メモリー高騰の影響どこまで?[道越一郎のカットエッジ]
発売直後で爆売れの「Osmo Pocket 4」、ぶっちぎり1位でロケットスタート[道越一郎のカットエッジ]
ドラレコ販売が4月に入り急増、自転車の青切符導入で【道越一郎のカットエッジ】
Mac miniついに弾切れか?――AI需要で激しく動くデスクトップPC市場【道越一郎のカットエッジ】
外付けHDD価格も本格上昇開始か【道越一郎のカットエッジ】











![[USBで録画や再生可能]Tinguポータブルテレビ テレビ小型 14.1インチ 高齢者向け 病院使用可能 大画面 大音量 簡単操作 車中泊 車載用バッグ付き 良い画質 HDMI端子搭載 録画機能 YouTube視聴可能 モバイルバッテリーに対応 AC電源・車載電源に対応 スタンド/吊り下げ/車載の3種類設置 リモコン付き 遠距離操作可能 タイムシフト機能付き 底部ボタン 軽量 (14.1インチ)](https://m.media-amazon.com/images/I/51-Yonm5vZL._SL500_.jpg)