●「お得なPayPay」から「利便性のPayPay」に
PayPayは、ユーザーや加盟店を含む全ての利用者に安全安心な金融プラットフォームを提供することを最優先に考え、犯罪行為や不正利用への対策、マネー・ローンダリング(資金洗浄)、テロ資金供与対策の強化を目的として、今回の「PayPayステップ」の条件変更を決めたとしています。具体的には、「PayPayステップ」のポイント付与とポイント付与率アップのカウントを本人確認済みユーザーに限定し、まだ本人確認を行っていないユーザーに対し、本人確認(eKYC)を呼びかけました。
発表から実施まで約4カ月の猶予期間を設け、5月31日までは新たに本人確認するともれなく100ポイントがもらえるキャンペーンも実施していました。それでも「面倒」という理由でまだ本人確認をしていないユーザーにとって、今回の見直しは事業者都合による一方的な「改悪」と感じる方もいるでしょう。手軽に使える利便性とセキュリティーは相反するものなのです。
同じく6月2日から、決済時にPayPayポイントを利用した場合、利用したポイント分を差し引いた支払金額に対して200円ごとにPayPayポイントを付与するルールに変更しました。ポイント利用分は同様に対象外としているキャッシュレス決済サービスは比較的多く、業界スタンダードに合わせた格好です。「PayPayステップ」における支払回数と支払金額のカウントは従来通りで、ポイント付与のない決済でも「1決済」とカウントされます。
また、ソフトバンクは、6月2日からPayPayポイントがより多くたまる従来の「ペイトク」をリニューアルした新料金プラン「ペイトク 2」の提供を開始しました。「ペイトク 2」はStarlinkを活用した衛星とスマートフォンの直接通信サービス「Softbank Starlink Direct」を追加料金なしに利用でき、PayPayアプリはそのStarlinkにいち早く対応しました。d払いアプリもStarlinkに対応しており、PayPayだけというわけではありませんが、「Starlink対応」は、他のキャッシュレス決済サービスと比較した際のPayPayのメリットの一つといえるえしょう。
「スマホ決済」や「コード決済」と呼ばれるスマホアプリによるキャッシュレス決済サービスは、「お得だから選ぶ」から「便利だから選ぶ」ステージに切り替わっています。改悪だと嘆かずに本人確認(eKYC)を行ったうえで引き続き利用するか、この機にメインで使うスマホ決済サービスを切り替えるか、どちらにしても見直しの絶好のタイミングです。
■Profile
Fumi Sagano
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)。スマホ業界ウォッチ歴10年以上。
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一部の公共料金などの支払い、店頭・ウエブページでも「PayPayステップ特典」の対象外に 4月2日から
「PayPayステップ」が2022年12月から条件変更











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