柳美里氏「『外国籍だから黙れ』という理屈には賛同できません」...の画像はこちら >>



 作家・柳美里さんがヘイトスピーチの被害に遭っている。6月27日に自身のXに高市首相への評価を投稿したところ、「アジア調査機構」(法人格の確認不可)代表を自称する加藤健なる人物が「外国人が日本の政治に口を出すのは止めてもらいたい」と引用ポストした。

柳さんが韓国籍であることを揶揄したものだ。



 これに柳さんは真っ向から反論した。



《私は日本で生まれ育ち、日本で暮らし、日本国に納税してきました。生まれた時から毎日、日本の政治の影響を受けている当事者です。「外国籍だから黙れ」というあなたの理屈には賛同できません》



 至極真っ当な主張である。ところが、この投稿にはさらなる誹謗中傷が押し寄せた。攻撃しているアカウントを覗くと、多くは名前に日の丸の絵文字を入れていたり、プロフィール欄に「日本大好き」と記していたりと、ネトウヨの仕業であるのは一目瞭然だ。
 この状況を危惧した有志が「#柳美里さんへのヘイトスピーチを止めよう」との呼びかけを開始し、エッセイストの山崎ナオコーラさんも賛同の投稿を行った。「コリア・フォーカス」編集長の徐台教(ソ・テギョ)さんはこう嘆く。



《柳美里さんに寄せられるヘイトの数々。正視に堪えない。7000万人も加入者がいる日本のX(Twitter)環境は、もはや修復不可能なほどに荒んでいる。

X社による浄化機能はあてにならず、無法地帯そのものである。地道に抗う他にないのだが、多勢に無勢である。結局は日本社会の縮図であるとしか言えない。》



 このようにネトウヨを痛烈に批判した。



 タレントのスマイリーキクチさんもXに以下のポストを投稿。



《他人の素性にとやかくケチつける人間ほど、自分の素性はひた隠す これが“日本人らしさ”なの?? 集団で、匿名で、、たった1人の女性を、、、情け無いぜ》



 こちらもネトウヨの行動を非難。



 芥川賞作家の平野啓一郎さんは、



《差別主義者も終わってるが、Xがこれを放置しているのも最悪。翻訳機能でこの惨状が世界に曝されている》



 Xの運営を批判した。その理由の一つに、ヘイトスピーチしたポストやアカウントを運営に報告するも、多くがヘイトに該当しないとして対応してもらえない状況が続いていることだ。



 どうやら今のXは、差別主義者が大きな顔をしてヘイトスピーチをする場に落ちてしまったようだ。



文:BEST T!MES編集部

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