なぜフランス人は「Onigiri」(おにぎり)に熱狂するのか...の画像はこちら >>



 パンの本場フランスで、日本のおにぎりが大ブームになっている。



 TBSが報じたニュースでは、パリの中心部のおにぎり専門店に行列ができている映像が流れた。

1日に2500個以上も売れる店もあるという。



 ブームは都市部にとどまらない。フランス東部在住の日本人女性に聞いても、「おにぎりは最近、田舎のスーパーでもよく見かけるようになりました。1個3.5ユーロ(約650円)ほどで売られていますね」というのだ。



 今や「Onigiri」は、その言葉がフランスの代表的な辞書に新語として掲載されるほど、認知が高まっている。



 なぜ、かくも人気なのか。ここで思い出すのが、日本マクドナルド創業者・藤田田のベストセラー『ユダヤの商法』(ベストセラーズ)だ。同書で、商売で狙うべき商品は「女」と「口」の二つだと説いた。口に入れるものは必ず消費され、なくなれば、また売れる。だから食べ物を扱う商売は成り立ち続ける、というわけだ。



 その漫画版『漫画版ユダヤの商法 君たちはどう稼ぐか』(原作:藤田田、漫画:まじかる)は、『ユダヤの商法』の金儲けの原理原則を使って、さるハンバーガーチェーンの社長、ゆとり世代の男子社員、Z世代の女子社員がビジネスに挑むというストーリーになっている。そして、海外進出の際に選んだ商材として、おにぎりが漫画の中にも登場しているのだ。

刊行は2022年。パリのブームが報じられる4年前のことである。





 



 まさしく「女と口」を狙ったものと言えるだろう。おにぎりは一口サイズで食べやすく、五穀米など素材次第で健康志向ともマッチする。女性ウケは申し分ない。事実フランスのおにぎり店の行列の映像を確認しても、女性の割合が高そうだ。



 さらに言えば、おにぎりは「文明の落差、日本への憧れ」を売っているものでもある。前出のフランス在住の日本人女性は「昔からフランスは日本のカルチャーが大好きです。寿司から始まってラーメンが入ってきて、今度はおにぎり。まだまだ日本の食文化は奥が深くて神秘的だ、と思っているのでは」と分析を寄せた。



 これから飲食でひと山当てたいと考えている人、日本の「食」で海外を狙う人は、半世紀読み継がれてきた藤田田の金儲けの原理原則を、まず漫画版で押さえてみてはいかがだろう。



文:BEST T!MES編集部

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