映画『お艶殺し』の公開記念舞台挨拶が5月30日に開催され、三河悠冴、直木レミ、カトウシンスケ、小野寛幸、十城義弘監督が登壇した。
○直木レミ「30回くらい失敗しました」
文豪・谷崎潤一郎が2026年に生誕140年を迎えたことを記念し、「TANIZAKI Reimagined」と題した人間の欲望や倒錯、フェティシズムを冷静に描いた2つの原案を長編映画化。
舞台挨拶が始まり、主人公・阿部新助の元恋人で欲望のままに“男たちを壊していく”ヒロイン・柳田艶役を演じた直木は「映画初出演だったんですけど、三河さんや十城さん、他のキャストさん、スタッフさんに支えられて、素敵な思い出ばかりでした」と感謝。続けて、「映画をゆっくり観られる時代って普通じゃないなと思うので、こうやって普通に上映してみなさんに観ていただけて、本当に幸せだなと思っています」と公開日を無事に迎えられたことを喜んだ。
撮影時のエピソードについて、三河は「幼馴染役の松尾(潤)くんと揉み合ったあと、松尾くんが白目のまま雨が当たるシーンで、パチパチと瞬きすると思うんですけど、監督が『ちょっと動かないで』と言って何度も撮影していて。松尾くんが一番すごかったと思います」と、この日の舞台挨拶に不在の松尾の撮影を称えた。
直木も雨のシーンが大変だったと口にしたほか、「濡れ場が初めてだったので、どうすればいいのか分からないというのが一番にありました」と回顧。また、役がつかめないままクランクインしたそうで「夏に新助くんの部屋で料理を作って待ってるシーンがあったんですけど、用意されてたのがシチューだったんですよ。『あぁ、夏にシチューを作って、彼の家で帰宅を待ってる子なんだ』と思ってすごくキュンとして。悪女みたいな枠に押し込めていいのかな? と思って、30回くらい失敗しました」と苦労を明かした。
艶について、十城監督は「小説では新助の目線で書かれていて、艶がどういう女性か見えづらいところがある。でも、映画を撮る上でこの女性に肉付けしなきゃなというところがあって、直木さんと話し合いながら、撮影の中でつかみたい意識があったと思います」と役作りの流れを説明。それを受けて直木は「すごく丁寧に『ここはこうだよね』と言ってくれて。











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