ワークポートは7月23日、「猛暑時の通勤」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2026年7月7日~7月14日、全国のビジネスパーソン(20代~40代・男女)358名を対象にインターネットで行われた。

○猛暑通勤で約8割が始業前から疲労

はじめに、対象者全員に猛暑の時期、通勤や出社が負担となり、仕事を始める前から疲れを感じることはあるか聞いたところ、「よくある」(45.0%)、「ときどきある」(31.8%)が合わせて76.8%と8割近くにのぼった。「よくある」と回答した人だけでも全体の4割を超えており、猛暑時の通勤が働き手に大きな負担を与えている実態が明らかになった。

猛暑時の通勤でストレスや負担を感じる場面について聞いたところ、「会社に着いた時点で汗だくになるため、汗ジミやにおいが気になる」(40代・女性・事務)、「満員電車や通勤渋滞での熱気、密接した空間がストレス」(40代・男性・企画マーケティング)、「電車内と外気の温度差で体調を崩すことが多い」(30代・男性・営業)など、猛暑時の通勤に関するさまざまな悩みが寄せられた。また、「駅から会社まで徒歩10分以上かかるため、通勤中に何度も仕事を辞めたいと思った」(40代・女性・システムエンジニア)といった、通勤負担の深刻さをうかがわせるコメントも見られた。
○約7割が「出社したくない」と感じた経験あり

次に、猛暑の時期に通勤が負担で「出社したくない」と感じたことはあるか聞いたところ、「よくある」(41.3%)、「ときどきある」(27.4%)と回答した人は合わせて68.7%だった。中でも「よくある」とする人は4割に達しており、猛暑の時期には半数近くの人が日常的に出社ハードルを抱えている様子がうかがえる。

○約8割が猛暑の通勤ストレスで「集中力・パフォーマンス低下」

続いて、猛暑の通勤ストレスによって、仕事の集中力やパフォーマンスが低下すると感じるか聞いたところ、「とても感じる」(35.8%)、「やや感じる」(40.8%)が合わせて76.6%だった。多くの働き手が、猛暑による通勤負担は仕事の質にも影響を及ぼすと感じていることがわかった。

○職場の猛暑通勤対策「実施なし」が約6割

さらに、職場では猛暑時の通勤に関する対策が実施されているか聞いたところ、「実施されていない」が59.2%と約6割を占めた。一方で、「十分に実施されている」と回答した人は7.8%と1割未満にとどまっており、働き手が感じる通勤負担の深刻さに対し、職場の対策状況は十分とはいえない実態が明らかになった。

○実施されている対策は「服装ルールの緩和」が最多

職場で猛暑の通勤に関する対策が実施されていると回答した人に、どのような対策が取られているか聞いたところ、「服装ルールの緩和(クールビズの強化、ポロシャツ・Tシャツの着用許可など)」が63.9%で最多となった。次いで「熱中症対策グッズの支給(ハンディファン、冷却グッズ、飲料など)」(37.1%)と続き、企業で実施されている対策は暑さへの対処を中心とした取り組みが多いことがわかった。


また、その他の意見では「サマータイムが導入されており、勤務時間そのものが1時間前倒しになっている」(30代・男性・コンサルタント)といった例も挙がった。

○職場の猛暑通勤対策への評価は二分

続いて、職場で猛暑時の通勤対策が実施されていると回答した人に、その対策への満足度を聞いたところ、「とても満足している」(7.2%)、「やや満足している」(41.2%)を合わせた満足派は48.4%、「あまり満足していない」(39.2%)、「まったく満足していない」(12.4%)を合わせた不満派は51.6%となり、評価はほぼ二分される結果となった。不満派がわずかに上回ったものの、大きな差は見られず、職場の猛暑通勤対策に対する受け止め方は働き手によって分かれていることがうかがえる。

○職場に求める猛暑の通勤対策「リモートワークの導入・拡大」が5割超

最後に、職場で猛暑通勤対策が実施されていない人、または職場の対策に満足していない人に、職場に求める猛暑時の通勤対策について聞いたところ、「リモートワーク(在宅勤務)の導入・拡大」が54.0%で最も多い結果となった。次いで「時差出勤・フレックスタイム制度の導入・拡大」が46.6%となり、実施されている対策とは対照的に、通勤そのものの負担軽減につながる制度へのニーズが高いことがわかった。
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