AI関連株はこれまで大きく上昇した一方で、足元では値動きの大きさも目立っています。個別株の値動きが気になる方は、複数の銘柄に分散投資できるETF(上場投資信託)という選択肢もあります。
本記事ではAI関連株の特徴やETFを活用するメリット、注目のAI関連ETFを紹介します。
AIブームで注目されるAI株投資とは?

AI技術の進展を背景に、AI関連株は投資対象として注目されています。
○AI関連の株とは

生成AIの普及やITインフラの拡充により、成長が期待される株式のことです。たとえば米国株の場合、具体的には以下のような銘柄が該当します。

半導体メーカー(エヌビディア、TSMC、マイクロンテクノロジーなど)
巨大IT企業(マイクロソフト、アルファベット、オラクルなど)
データセンター関連(アリスタ・ネットワークス、アンフェノールなど)

○個別株よりETFがおすすめ

個別株に投資する方法もありますが、銘柄選定や管理に手間がかかります。1社が急落した場合のダメージも大きく、損失リスクも高いのがデメリットです。

これに対してETF(上場投資信託)は、複数の銘柄に投資を行います。自分で銘柄を選んだり売買したりする必要がなく、1本買うだけで簡単に分散投資が可能です。
○ETFのメリット・デメリット{#ID2}

ETFは以下のようなメリット・デメリットがあります。
○メリット

リアルタイムで取引できる
指値注文・成行注文が出せる
比較的低コスト

ETFは、証券取引所が開いている間にリアルタイムの取引ができます。株式などと同様、指値注文や成行注文を出すことも可能です。

投資信託と比較すると、信託報酬などのコストが比較的低いため、コストにこだわる方にも向いています。

○デメリット

利益を自動で再投資できないケースがある
自動積立ができない場合がある

ETFでは利益を分配金として配られる仕組みにより、利益を自動で再投資に回せないケースがあります。証券会社によっては、自動積立に対応していないこともあり、投資初心者の方には扱いづらいかもしれません。

AI関連のETF

ここからは、AI関連の銘柄に投資を行うETFをいくつか紹介します。
○iシェアーズ AI グローバル・イノベーション アクティブ ETF

AIおよびテクノロジー分野において、アクティブ運用によってリターンを狙うファンドです。2026年4月から基準価額が急上昇し、2026年7月時点では約1万5,000円で推移しています。

2026年1月時点の組入れ上位銘柄は、エヌビディア、ブロードコム、アルファベットなどとなっています。
○グローバルX ロボティクス&AI-日本株式 ETF

日本企業のうち、ロボティクスおよびAIに関連した商品・サービスを提供している企業の株式に投資を行います。具体的には、産業用・非産業用ロボット、コンピュータ支援設計、IoTなどの分野です。

2026年7月の目論見書によると、組入れ上位銘柄はナブテスコ11.85%、ファナック10.43%、サイバーエージェント8.70%、オービック8.46%、安川電機8.39%などとなっています。
○AIQ グローバルX AIビッグデータ ETF

こちらはAI技術のさらなる開発や、その利用拡大から利益を得る可能性がある企業、あるいはAIやビッグデータ分析を行うためのハードウェアを提供する企業への投資を行います。

AIは複数の分野に渡り、その中でも最も革新的な企業は、世界中の有名企業から新興企業まで様々です。AIQでは、セクターや地域にとらわれず投資を行う方針です。


2026年7月時点の組入れ上位銘柄は、SKハイニックス6.36%、マイクロンテクノロジー6.31%、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ5.60%、サムソン4.47%などとなっています。
ETFは信用取引でも活用できる

ETFは現物取引だけでなく、信用取引も可能です。証券会社からお金を借りて、現物より大きな金額の取引(レバレッジ取引)や、空売りができます。

上昇相場ではレバレッジ取引、下落局面では空売りによって利益を狙えるチャンスもあります。ただし信用取引では、金利や貸株料など、現物取引にはなかったコストが発生します。

信用取引でETFを売買することにより、少ない資金で大きな利益を狙えますが、損失リスクも大きくなります。シーンに合わせて、現物取引と信用取引を使い分けましょう。

安藤真一郎 あんどうしんいちろう マーケティング会社に勤務した後、フリーランスのライターに転身。 多種多様なジャンルの記事を執筆するなかで、金融リテラシーを高めることや情報発信の重要性に気づき、現在はマネー系ジャンルを中心に執筆している。 ライターとして、知識のない人でも理解しやすいよう、かみくだいた文章にすることが信条。 ファイナンシャルプランニング技能士2級、日商簿記検定2級取得。 この著者の記事一覧はこちら

参考記事
ETF(上場投資信託)とは?
https://www.sbineotrade.jp/fund/beginner-etf/what-is-etf.html
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