サインツは「こういうケースではいつものことだよ」と述べた(C)Getty Images

 F1第14戦スペインGPは今季から新コース「マドリング」が舞台となり、現地時間9月11日から3日間にわたり開催された。13日の決勝ではスペイン人ドライバー同士によるアクシデントが発生。

開催地マドリードが地元のカルロス・サインツ(ウィリアムズ)と、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がレース中に接触し、母国でのグランプリが後味の悪い結果となってしまった。

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 スタートから後方を走っていた2台のアクシデントは13周目、ターン4から5にかけてのバトルで起きた。アロンソがオーバーテイクを仕掛け並びかけた瞬間、サインツの右への動きで両マシンが接触。アロンソはウォール側に追いやられるような状態となり、フロントウイングを破損し、予定外のピットインを強いられた。また、サインツにはこの件によって、5秒ペナルティが科せられている。

 この後、コースに復帰したアロンソはその後も周回を重ね2周遅れの17位でフィニッシュ。一方のサインツは43周でリタイヤしている。スタート直後にサインツは角田裕毅(レーシングブルズ)とも接触しており、その際に負ったダメージにより走行不可能となった。

 スペイン出身ドライバー2人は、この一件についてそれぞれコメントしており、現地メディア『ELDESMARQUE』がそれぞれの“言い分”を掲載。アロンソは接触直後に「彼に締め出された」と無線に語っていた他、レース後にも、「僕たちはどちらもポイントを獲得できなかった。でも、(サインツの)あの動きは必要なかったと思う。左側には十分なスペースがあった。

僕は右側の壁ぎりぎりを時速340キロで走っていた。あんなことをする必要はなかったと思う」などの言葉を残している。

 また、ペナルティを科されたサインツは、「正直、何も言うことはない。右に曲がるあのコーナーでは、ああなるのが自然なんだ」と振り返りながら、「彼が無線で文句を言ったんだと思う。それで僕はペナルティを受けることになった。こういうケースではいつものことだよ」と言及。

 そして接触のシーンについても分析。「あのコーナーの形状では、これからもこういう接触は起きると思う。2台分ではなく、1台分のスペースしかないからね。右に曲がって、そのあと左へ曲がるときに、ミラーを見ているわけにはいかない。前を見ていなければならないんだ」などとコメント。他にも、アロンソのポジションについても、「フェルナンドが僕の真横まで来ていたとは思わない」と述べている。

 当事者2人の声を伝える『ELDESMARQUE』は、「カルロス・サインツとフェルナンド・アロンソは、マドリングで初めて開催されたF1レースで、最も緊迫した場面のひとつを演じた」とレポート。さらに、「チェッカーフラッグ後も両者の緊張は収まっていないようだ」などと報じた。

 現地のファンにとっても、両者のアクシデントは避けたい出来事だったはず。アロンソ、サインツが待ち望んでいた母国レースは、“舌戦”だけが話題になるという不本意な週末となってしまった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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