中国・遼寧省丹東市と北朝鮮・平安北道新義州を結ぶ中朝国境で、北朝鮮向けの大型コンテナトレーラーが相次いで国境通関を待つ様子が確認され、先月の中朝首脳会談を契機に両国の物流と経済協力が一段と活発化している可能性が浮上した。 韓国デイリーNKは先月、丹東の税関前で新義州へ向かう40フィートコンテナを積載した大型トレーラー数十台が列を作る様子を撮影した。
税関内で通関手続きを終えた車両も、国境通過を待ちながら隊列を組んで移動しており、一定規模以上の物流が継続的に行われている実態をうかがわせた。 コンテナの積載品は確認されていないが、対北朝鮮筋は、セメントやタイルなどの建設資材のほか、医療機器、電子製品、衣類、日用品などが運ばれていた可能性が高いと分析している。 北朝鮮では現在、住宅や工場の建設を全国規模で進めているほか、病院の近代化やサービス施設の整備も重点事業となっており、中国からの建設資材や医療関連設備、消費財への需要が高まっているとみられる。 情報筋によると、丹東から新義州へ向かう貨物車両は以前より頻繁に見られるようになり、一度に通関する台数も増加しているという。多い日には100台を超える大型コンテナトレーラーが新義州へ向かったケースもあったとしている。 こうした物流の活発化は、先月行われた金正恩総書記と中国の習近平国家主席による中朝首脳会談後に、両国が経済協力の拡大で一致した流れを反映している可能性がある。 実際、中国税関総署の統計では、今年1~5月の中朝貿易額は87億1138万元(約1800億円超)となり、前年同期比17.6%増加した。中国の対北輸出は8.8%増の67億1949万元、北朝鮮からの輸入は62.4%増の19億9188万元と大幅な伸びを記録しており、とりわけ北朝鮮側の輸出回復が目立っている。
編集部おすすめ