北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は1日付の論評で、北大西洋条約機構(NATO)が欧州の軍用燃料パイプライン網を拡張・近代化する計画を「戦争準備策動」と非難し、「正義と平和を志向する国際社会は断固たる反撃を加える」と警告した。ロシアとの軍事協力を深める北朝鮮が、NATOの軍備増強に対する批判を一段と強めた形だ。
論評は、NATOが冷戦時代に整備した総延長約1万キロの軍用燃料供給網を東欧や北欧の加盟国へ拡張する計画を取り上げ、「戦争遂行のための戦略予備物資の確保に命がけで取り組んでいる証拠だ」と主張した。 さらに、「より強いNATOは送油管から出る」との関係者の発言を引用し、「軍事ブロックとして一層侵略的な性格を強めている」と批判。「燃油をはじめとする戦争物資を十分に備蓄し、世界のどこでも任意の瞬間に戦争を引き起こそうとしている」と非難した。 北朝鮮はまた、NATOの活動範囲が欧州にとどまらず、アジア太平洋地域にも広がっていると警戒感を示した。「欧州とアジア太平洋の安全保障は不可分」とするNATOの方針を挙げ、加盟国の戦略資産が朝鮮半島周辺に展開されているほか、日本や韓国などとの共同軍事演習が繰り返されていると反発した。
編集部おすすめ