5月23日・24日の2日間、東京・池袋サンシャインシティでコスプレイベント「acosta!@池袋サンシャインシティ」が開催。初夏の陽気に恵まれ、会場は思い思いの扮装に身を包んだコスプレイヤーと来場者の熱気に包まれた。
『ENTAME next』では、当日会場で注目を集めたコスプレイヤーの撮り下ろしスナップを、直撃インタビューとともにお届けする。

【写真】提さんのジョルノ・ジョバァーナ(『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』)コスプレ撮り下ろしカット【11点】

今回話を伺ったのは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』の主人公・ジョルノ・ジョバァーナに扮した、提(ひさげ)さん。普段は金融コンサルタントとして働く“バリキャリ”だが、「絵で二次創作するのに限界を感じて」自らキャラクターになる道を選んだという。ウィッグ制作に丸1日を費やす“凝り性”ぶりで、今は友人との写真集制作に「命をかけている」と語る。作品への深い愛と、その知的な素顔に迫った。

――早速ですがコスプレを始めたきっかけからお聞きしたいです。

提さん きっかけは、友達に誘われたこと。でも、もっと根本的な話をすると、本当は絵を描きたかったんですよ。

――絵、ですか?

提さん はい。絵で二次創作をしたかったんですけど、ちょっと限界を感じてしまって…。その時に、「自分で表現したほうが早くない?」って思ったんです(笑)。だから、もし絵が上手ければコスプレはやってなかったと思います。
個人的には、自分の体で表現するほうが手っ取り早かったんですよね。

――数ある作品の中で、『ジョジョ』にはどんな魅力を感じているのでしょう。

提さん まず、ストーリーが王道で熱いところ。そして、敵キャラクターにも魅力があるところですね。特に私がコスプレしている第5部は、主人公だけにスポットが当たるんじゃなくて、群像劇的な側面が強いんです。だから、いろんな人間のドラマが見られる。あとは、単純にビジュアルもすごくいいなと思っています。

――ジョルノは“推しキャラ”ということですね。『ジョジョ』のキャラクターを再現するのは大変なイメージがあります。

提さん そうですね。特に私がこだわっているのはメイクです。私はメイクを濃くすると“ケバく”なっちゃうタイプなので、いかにやりすぎず、でもキャラクターに近づけられるか、その加減を調整するのが一番難しいですね。


――キャラクターになりきる上での、苦労などはありますか?

提さん 『ジョジョ』のコスプレをやり続けていると、“ジョジョ立ち”が癖になってしまうことです(笑)。全然違う作品のコスプレをしている時に、ふとした瞬間にジョジョ立ちが出てしまって、カメラマンさんから「あ、今ちょっとジョジョ出てるよ」って指摘されることがあります。

――特徴的なウィッグは、ご自身でセットされているのでしょうか。

提さん そうですね。ジョルノのウィッグは、作るのに丸1日かかります。朝に作業を始めて、終わるのが夜中になるくらい。なので、ウィッグを作る日は、手帳に「ジョルノウィッグの日」って書いて、休日を丸々その作業のために確保しています。

――コスプレをされていない時の提さんは、どんな方なのでしょうか。

提さん 普段は、金融コンサルタントとSEの仕事をしています。

――仕事と趣味のギャップが素敵ですね。職場の人はコスプレをしていることを知っているんですか?

提さん 基本的には言っていないんですが、一人だけ、何も言っていないのにバレたことがあります。

――どうやってバレたんですか!?

提さん 「もしかして、提さんですか?」って、SNSか何かで見つけてくれたみたいで。
その時は「そうかも……です」みたいに曖昧に返しました(笑)。でも、それ以外はバレてないですね。

――ご自身の性格を自己分析すると、どんなタイプでしょう。

提さん コツコツやるのが好きな「ガリ勉タイプ」だと思います。あとは頑固ですね。コスプレでも「ここは妥協したくない」というこだわりを持つことは大事だと思うので、そういう部分は向いているのかもしれません。好きなキャラクターって、自分とどこか似ている部分があると言われたことがあるのですけれど、似ているかはさておきジョルノの言動には割と納得できる部分が多いです。

――今後のコスプレ活動での目標はありますか?

提さん 自己満足ですが、創作欲から友人と写真集を作っているんです。その撮影をずっと続けていて、それに命をかけているので、もしかしたら完成したら燃え尽きちゃうかもしれない、というくらい熱中していますね(笑)。

――写真集ですか! それは一大プロジェクトですね。

提さん 大変ですね。でも、このキャラクター(ジョルノ)で写真集を作りたい、という思いが強くて。
撮影が重なったので、気分転換になるかなとアコスタに参加しました。仕事もあるので今が一番大変な時期ですが、楽しくやれています。

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