7月スタートの夏ドラマは、日曜劇場『VIVANT』(TBS系)や『GTO』(カンテレ・フジテレビ系)をはじめ、大作が豊富だとして早くから話題を集めていた。今回は、筆者が特におすすめしたい4作品を、放送日が早い順に紹介する。


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■水曜22時『ファーストクライ 母子救命救急班』(日本テレビ系)

7月8日にスタートする同作は、比嘉愛未が主演を務める。物語の舞台は、日本屈指のセレブ病院「聖フィオナ病院」。院長・神谷玲子(真矢ミキ)が院内に秘密裏に結成した母子救命救急班で、産婦人科医・光井明希(比嘉)らは赤ちゃんのために日々奮闘している。

第1話では、光井のもとに身寄りのない17歳の妊婦・宍戸恵(白鳥玉季)が訪れる。現代社会において、全出生数に占める10代母の割合は約1.3%と少ないものの、出産前後には親族以外の公的・民間サポートが不可欠なケースも多い。恵が抱える孤立した問題は、トー横キッズなどの若年層が抱える問題とも重なる部分があり、彼女のバックグラウンドが今後どのように描かれるのか気になるところだ。

また、院長・玲子が利益を度外視して、行き場を失ったワケアリ妊婦を自らの病院で受け入れる真相にも興味をそそられる。政界進出の噂もある玲子だが、それが偽善なのか、それとも別の事情を抱えているのかにも注目したい。

主演の比嘉愛未は明るくはつらつとしたイメージが強い一方で、人の悲しみや苦しみも繊細に演じる俳優だ。比嘉が産婦人科医としてどのような演技を見せてくれるのか楽しみだ。

■木曜22時『ラストノート』(フジテレビ系)

7月9日にスタートする『ラストノート』は内田有紀寺西拓人がW主演を務める。49歳のキャリア女性と30歳の青年が静かに惹かれ合い、激しい恋へと導かれていく純愛ドラマだ。


一瀬葵(内田有紀)は、人生でさまざまな経験をする中で、変化がない現状維持の日常を好むようになった。一方、樋口澄晴(寺西拓人)は、過去の経験から自分の想いにフタをしてしまった。共通点がないように見える2人が、お互いの心に触れ合う中で惹かれ合っていく…。

陽だまりのようなあたたかな雰囲気をもつ内田と、「国民の元カレ」と呼ばれる寺西が、どのような化学反応を起こすのか楽しみだ。また、本作には佐々木蔵之介坂井真紀といった実力派俳優も揃っている。彼らの演技にも注目したい。

■月曜22時『GTO』(カンテレ・フジテレビ系)

7月20日にスタートする『GTO』は、反町隆史が主演を務める連続ドラマのリバイバル作品だ。『GTO』は1998年に放送され、1999年に映画化されたほか、2024年には単発ドラマが放送された。

鬼塚英吉(反町隆史)が受け持つクラスの生徒役には、幼い頃から芸能界で活躍する稲垣来泉や、LIL LEAGUEのメンバー・難波碧空など、将来が期待される若手俳優たちが揃う。

また、英吉の妻・鬼塚(冬月)あずさ役として、反町隆史の妻である松嶋菜々子が出演することが発表された。本作では、念願のキャビンアテンダントとなったあずさが、破天荒な夫を支えつつ、自身の仕事にも励む姿も見どころになりそうだ。

現代の学校では、生徒を"お客様"として扱う風潮が強まり、教師が生徒を叱ることすら難しくなっている。
また、1998年当時には考えられなかった教員の働き方改革や教科書の電子化なども進んでいる。そうした時代の中で、英吉は生徒たちとどう向き合っていくのだろうか…。

■水曜22時『Tokyo middle 30』(フジテレビ系)

7月22日にスタートする同ドラマは、仲里依紗が主演を務める。東京で暮らす35歳の女性3人が、それぞれ異なる悩みを抱えながら、互いに羨ましさを感じつつも懸命に生きる姿を描く。

主人公・佐倉麻紀(仲里依紗)のように、東京に憧れて上京する女性は多い。それにもかかわらず、上京組の中には「高い家賃を払ってまで東京に住む意味はあるのか?」「東京で頑張る意味ってあるのかな?」と、ふとした瞬間に考える人も少なくないだろう。

また、少子高齢化が進む日本では35歳は"若い"とみなされることも多いが、一方で妊娠・出産においては35歳以上が高齢出産とされ、若者向け支援の対象から外れる微妙な年齢でもある。

麻紀、山地遥(のん)、永野薫子(深川麻衣)は、結婚の有無も職業もまったく異なる。アラサー世代の筆者としては、3人のうちの誰かに自分を投影できる作品になればうれしいと思っている。

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