今年15周年を迎えるHKT48は7月から15周年ツアーを敢行する。7月18日の大阪公演を皮切りに月1回のペースで広島・東京・名古屋を巡り、15周年当日の11月26日には本拠地・福岡に凱旋するという全国縦断スケジュールだ。
注目の存在はキャリア的にはまだ若手ながらも、グループの中で最大の人数を誇る6期生と7期生。4年ぶりのツアーということで、彼女たちにとっては全国のファンに対する「お披露目」の場にもなる。その中でも、アイドルなのになぜか「暴れる!」というワードでツアーへの意気込みを語る7期生の石井彩音をピックアップする。

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HKT48は10周年からの5年間で大きな変貌を遂げた。10周年まで1期生が9人も残っている、という48グループでは過去に例をみない布陣だったが、この5年間で多くのメンバーが卒業。3年前にはそれまで3チーム制だったところを2チームに再編。チームの特色も一新され、グループ全体のカラーも大きく変わった。

そんな変化に拍車をかけたのが、6期生と7期生の加入だ。新世代にして、グループで最大のボリュームゾーン。すでに何人ものメンバーが選抜入りし、最前線で活躍しているのだが、知名度という点ではまだまだ……というのが実情。だが、先輩メンバーに言わせると「はじめてツアーを経験することで、絶対に弾けるメンバーが出てくるはず。それだけツアーというのは大きな舞台なんですよ」。


ただ、このツアーでチャンスを掴もう、という意欲がなければ、弾けようがない。そんな中、ギラギラさを隠せないのが7期生の石井彩音だ。

「ずっとツアーに参加するのが夢だったんですよ! 初日は大阪なんですけど(7月18日、森ノ宮ピロティホールでの昼夜公演)、私、大阪でアイドルをするのってこの日がはじめてになるので、おもっきりはっちゃけたいっていうか、もう暴れまくりますよ! 大阪なので芸人魂全開で。あっ、私は芸人さんではないんですけどね、アハハハ!」

石井彩音は突き抜けて明るい。ただ明るいだけでなく、その内側にはギラッとした野心も見え隠れする。実際に「先輩を追い抜く」とも公言するなど、HKT48ではちょっと珍しい存在だ。

「いちばんうしろでパフォーマンスしていて、本当に目を惹きつけられる先輩がたくさんいるんですよ。歴とか経験値とか、どうしても敵わない部分もあるんですけど、だからこそ、自分から『追い抜くぞ!』って口にしないと、なにもはじまらないな、と思って。もともと目立ちたがり屋で、前に前にって性格なんですけど、それを先輩方が面白くイジってくださる。正直、まだ先輩方がいないと難しい部分も多いと思うんですよ。私ひとりで好き勝手にやっていると収拾がつかなくなるから(笑)。うまくまとめてくださる先輩方がいて、はじめて成立しているんだなって。
このツアーは先輩方がステージにたくさんいらっしゃるので、安心して暴れられますね、アハハハ!」

彼女の言う「暴れる」の定義がいまひとつ判然としないのだが「かわいいアイドル衣装を着たビジュアルとのギャップを見せたい」「パフォーマンスはもちろん、MCコーナーも目が離せないものにしたい」とのこと。もともとHKT48は「ライブが面白い」という定評が高かったが、ある意味、その遺伝子を継承していく、ということになる。

「はい、しっかりと継承していきたいと思うんですけど、ただ受け継ぐだけじゃなくて、時代にあった味つけをしながらレベルアップさせていきたいですね。ツアーというのは続いていくものなので、その流れの中でもいろいろ見せていきたいですし、そういう意味でも初日の大阪は重要。みんな完全にギアが上がっているので『初日からこんなに?!』と思っていただけるようなパフォーマンスをお見せできるんじゃないかなって。

ただ、私の場合、自分で言うのもなんですけど『なにをやらかすかわからない』ので、ステージでテンションあがりすぎちゃったら、どうなっちゃうのか、本当にわからないです(笑)」

ツアー開幕を目前に控えて石橋颯が卒業を発表した(卒業は秋ごろになる見込み)。前作まで2曲連続でセンターを務めてきた(竹本くるみとのWセンター)エースの卒業。今回のツアーはエースが抜けたあとのHKT48の『近未来』も見せていかなくてはならなくなった。

「颯さんは私たちのお披露目のときから近い距離にいていただいたので、まだ実感が沸かないんですけど、今回のツアーで颯さんから学べるだけ学びたいです! 颯さんの穴を埋めるのは大変だと思いますけど、穴を埋めようとするんじゃなくて、みんなで違う色、違う見せ方をして、HKT48をもっともっと強くしていきたいですね」

秋には博多の中心地に建つ新劇場への移転も決まっている、まさに変革の時。今回の15周年記念ツアーはその序章でもあり、近未来の予告編ともいえる。このツアーを目撃しておけば、向こう5年はHKT48の変化と進化をたっぷりと楽しめる。

「私個人のことは一旦、置いておいて(笑)、全力でHKT48らしさをお届けするコンサートにしたいですね。
かわいいだけじゃなくて、カッコいいところもあるし、MCではもう爆笑の連続ですから。えっ、爆笑の連続はハードルあげすぎですか? いや、ここはもうあえてハードルをあげていきましょうよ! 私たちはすべての公演に出演できるわけではないんですけど、だからこそ、その場所、その回でしか見られない“色”をしっかり打ち出していきたい。ぜひ6期生、7期生に注目してください!」

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