映画「キングダム」シリーズの最新作となる『キングダム 魂の決戦』が7月17日に公開され、好調なスタートを切った。興行通信社の調査によると、公開初日から4日間で観客動員数は約131万5000人、興行収入は約20億6400万円を記録。
今年公開された実写映画では最高のオープニング成績となった。

【関連写真】前作『キングダム 大将軍の帰還』の場面写真

原作でも屈指の人気を誇る「合従軍編」がついに映画化されたが、本作で描かれたのは戦いの"初日"までだった。新キャラ紹介の意味合いが強い内容で、続編を前提とした終わり方だったことから、ファンの間では「何部作になるのか」「次はいつ公開されるの?」といった声が相次いでいる。

「多数のキャスト、大規模なオープンセット、海外ロケを要する実写『キングダム』ですが、第2作から第4作までをまとめて撮影した実績があります。現時点で続編は正式発表されていないものの、同じ制作手法であるとすれば、合従軍編も3部作を想定して制作されている可能性が高そうです」(映画ライター)

合従軍編は秦国存亡を懸けた総力戦であり、今作では騰(要潤)VS臨武君(一ノ瀬ワタル)、信(山﨑賢人)VS万極(山田裕貴)が大きな見せ場となった。

「過去シリーズでも1作につき2つの戦いをメインで描く構成が多かったのですが、次作では桓騎(坂口憲二)、蒙恬(志尊淳)、王賁(神尾楓珠)、媧燐(三吉彩花)、汗明(勝矢)、呉鳳明(田中圭)など、敵味方の新キャラが活躍するシーンが存分に用意されているはず。ファンから『3部作でも駆け足になるのではないか』と懸念する声も出るほど、見どころ満載となりそうです」(サブカルライター)

一方で、続編が実現した場合には、興行面で一つの課題も見えてくる。

「合従軍編を原作どおりに映像化するのであれば、この先しばらく主人公・信の出番がありません。この点は、3部作として描かれ、昨年公開の『第一章』が大ヒットした『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』にも共通する懸念材料。第二章は主人公・竈門炭治郎の登場シーンが少なく、柱や他の鬼殺隊士と上弦の鬼たちの戦いが中心となる予定です。人気キャラが多い作品だからこそ成立するシリーズ構成ですが、映画単体として主人公の存在感を保つことは非常に重要。かといって、下手な改変をすれば、たちまち原作ファンに叩かれてしまう。
出番が限られるという要素が作品の弱点となるのか、それとも多彩なキャラクターの魅力を引き出す最大の強みとなるのか、注目です」(前出・映画ライター)

コアなファンだけでなく、映画から作品に触れたライト層も満足できるバランスが興収に直結しそうなだけに、「キングダム」も「鬼滅の刃」同様、「次作が勝負どころ」となりそうだ。

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