7月28日、熊本県で最大震度7を観測する「令和8年熊本地震」が発生した。建物の倒壊や火災、爆発など甚大な被害が明らかになり、救助・救援活動が続く中、芸能界でも被災地を支えようとする動きが相次いでいる。


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X JAPANのYOSHIKIは、自身が設立した米国非営利公益法人「YOSHIKI Foundation America」を通じ、日本赤十字社に1000万円を寄付。支援金は熊本県内の被災者救援や復旧活動に活用される予定だ。YOSHIKIは「長年ロサンゼルスを拠点に活動していますが、日本はいつまでも僕の故郷です」とし、被災者や大切な人の無事を祈る人々に見舞いの言葉を寄せた。2016年の熊本地震でも同額を寄付しており、今回も発生翌日に支援を決めた。

香取慎吾稲垣吾郎草彅剛による「新しい地図」は、日本財団と共同運営する「LOVE POCKET FUND」で支援プロジェクトを立ち上げ、一般から寄付を募るとともに3000万円を拠出すると発表した。草彅は「僕たちは共に生きている事を忘れないでください。心はひとつです」とコメント。「新しい地図」は、能登半島地震でも支援プロジェクトに5000万円を寄付している。

モデルでタレントの紗栄子は、自身が代表理事を務める一般社団法人「Think The DAY」を通じて被災地支援に向けて動き始めた。同団体は、災害発生前から資金や物資を備え、有事には早期に必要なものを届ける「予防支援」を掲げており、寄付の受け付けを開始するとともに「救援物資マッチングサイト」を公開した。

歌手で俳優のGACKTは、自身のSNSで「被災地では、食べ物や水だけじゃなく、日常を取り戻すために必要なものは、思っている以上に多い。必要とされる自治体・関係機関の方は、遠慮なく連絡してほしい。
必要な人へ届くよう、力を貸してくれ」と発信。T.M.Revolutionこと西川貴教は、長年続けているチャリティープロジェクト「STAND UP! JAPAN」を通じた支援を継続するとともに、熊本県への寄付を目的とするコラボ商品が購入できるサイトを公開した。

女優の松本まりかは、売り上げを寄付する飲食店の取り組みを紹介し、「思うだけでなく行動できる人で私もありたい」と発信。元モーニング娘。の市井紗耶香もネット募金を利用したことを公表し、被災地へ思いを寄せた。

こうした動きに対し、ネット上では「影響力のある人がすぐに行動を起こしてくれるのはありがたい」「YOSHIKIはこういう時の行動が早くて感心する」「有名人が支援を表明してくれると、被災地の皆さんの励みになると思う」などと称賛の声が相次いだ。

一方、慈善活動を公表した芸能人には、時として「売名」「偽善」といった心ない言葉が向けられる。長年にわたり福祉活動を続ける俳優の杉良太郎は、東日本大震災の被災地でテレビリポーターから「売名ですか」と尋ねられ、「当たり前じゃないか、売名だよ。あなたも(売名を)しなさいよ」と返したことで知られる。どう思われようとも、支援を続けることが被災地のためになる――慈善活動の本質を浮き彫りにするような言葉だった。

ただ注意したいのは、支援を表明していない有名人を責めたり、寄付額の多寡を比較したりするようなムードが生まれることだ。2025年に韓国で大規模な山火事が起きた際には、著名人の寄付額を一覧にして順位付けしたり、寄付を公表していないスポーツ選手らに「なぜ寄付しないのか」と迫ったりする動きが問題になった。


善意の表し方は人それぞれだ。経済状況も、被災地との関係も、できることも人によって異なる。寄付公表の有無や金額の大小を比べるようになれば、善意の支援をめぐる空気が監視や同調圧力へと変わってしまう。寄付、物資提供、募金先の紹介、励ましの言葉ーーどれか一つだけが正解というわけではなく、それぞれが無理のない方法で継続的に動くことが大切だ。

被災地では今も不安な時間が続いている。芸能人たちの行動をきっかけに支援の輪がさらに広がっていくこと、そして被災した人々の日常が一日も早く戻ることを願いたい。

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