かつて「貝殻ビキニ」で一世を風靡した武田久美子が、57歳での写真集リリースを前に、変わらぬスタイルで注目を集めている。彼女だけでなく、現在のグラビア市場では50代の女性タレントが元気だ。
なぜ需要が拡大しているのか、その背景に迫ってみたい。

【写真】57歳・武田久美子の見事なスタイル【3点】

武田は7月25日、自身のInstagramで大胆なビキニ姿を披露。9月9日に発売する23年ぶりの写真集のオフショットだ。撮影前には大好きなワインをやめ、健康的な朝食をしっかり摂りつつ、夜は油ものや炭水化物を避けることで、50代とは思えないスタイルを完成させたという。

8月1日には、レオタード姿の写真なども公開。こちらもスタイルの見事さが際立っている。こうした投稿に対して、SNS上では「現役感ハンパない」「体型の維持がすごすぎる」「美の女神」といった称賛の声が相次いだ。

講談社から刊行される新写真集では、南国の絶景を背景に抜群のプロポーションを披露。新境地を開くとともに、過去の大ヒット写真集を想起させるオマージュカットも掲載されるという。

武田といえば、1982年に映画『ハイティーン・ブギ』で女優デビュー。歌手としても活躍しながら数々の写真集をヒットさせ、1989年発売の写真集『My Dear STEPHANIE』(ワニブックス)で披露した「貝殻ビキニ」は伝説的な一枚となった。新作については「長い時間が経過しましたが、私自身は今が女としての絶頂期だと思っております!」と自信をのぞかせている。


近年、90年代前後のグラビア界で活躍した女性たちが、50代で再びカメラの前に立つケースが相次いでいる。

かとうれいこは2025年10月、当時56歳で27年ぶりとなる写真集『AROUND』(講談社)を発売。1988年にグラビアデビューし、ド迫力のグラマラスボディで人気を博した彼女が、オーストラリアを舞台に約30年ぶりの水着姿を披露した。「あくまでもナチュラルに。無理をしてみせるのはNG」という方針で、年齢に抗わない自然な美しさを表現した。

平成期を代表するグラドルの一人だった大原かおりも今年5月20日、50歳の節目とデビュー30周年を記念した22年ぶりの写真集を発売。90年代にテレビ東京系『出動!ミニスカポリス』などで活躍した彼女が、大人の色気を生かしたカットに挑んだ。

かつてスキンヘッドと圧巻のヌードで話題を呼んだ井上晴美は、現在51歳の3児の母だが、今年7月に写真週刊誌で27年ぶりにグラビア復帰。8月7日発売の2冊のデジタル写真集を"ラストグラビア"と位置づけ、再びファンの視線を集めている。

さらに、元シェイプUPガールズの中島史恵は、今年1月に57歳にして17冊目の写真集を発売。ヨガなどで磨いたスタイルは圧倒的な美しさで、イメージDVDもリリースを重ねている。グラビアは「依頼をいただける限り続けたい」とし、将来は還暦での写真集発売を目指したいと公言している。


なぜ今、50代グラビアが活気づいているのか。

一つには、90年代前後のグラビア黄金期を知るファンが、タレントとともに年齢を重ねたことがある。青春時代に夢中になったスターが現在の姿で披露するグラビアには、懐かしいだけではない特別な魅力がある。

年齢層の高いファンは購買力があり、出版社側にとっても売り上げを期待しやすい。また、経験の浅い若手のグラドルとは異なり、50代はこれまでの活動や人生の厚みがグラビアを盛り上げるバックストーリーになることも、ファンを引き寄せる要素だ。

さらに、近年は40代、50代になってもスタイルや美貌を維持する女性タレントが増加している。アンチエイジングや美容技術の進化もあり、グラビアに挑戦しても違和感がない。

50代のグラビアは、往年の男性ファンを喜ばせるだけでなく、同世代の女性を「何歳でも挑戦できる」「輝き続けられる」と勇気づける力もある。単なる復活企画の枠を超え、年齢を重ねた女性の魅力を問い直す新市場として、今後さらに存在感を増していきそうだ。

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