公開中の映画『キングダム 魂の決戦』に出演するキャスト陣が撮影の裏側を明かすYouTube特別企画「キングダムキャンプ」が、東宝公式YouTubeチャンネルでスタートした。

【関連写真】前作『キングダム 大将軍の帰還』の場面写真

同作は、春秋戦国時代の秦を舞台に、天下の大将軍を目指す信(山﨑賢人)と、後の始皇帝となる嬴政(吉沢亮)の歩みを描く人気シリーズ。
最新作では原作漫画でも屈指の人気の「合従軍編」が描かれ、公開14日間で観客動員247万人、興行収入38億4000万円を突破。現在は興収40億円を突破しているとみられ、シリーズの勢いを改めて証明する大ヒットとなっている。

原泰久の原作漫画は累計発行部数1億2000万部を突破しており、国内での人気は言うまでもない。一方で、作品の舞台となった中国での受け止め方は少々異なるようだ。

「中国では、日本のコンテンツはアニメをきっかけに火がつくケースがほとんど。しかし『キングダム』の場合、アニメ1期・2期の作画の評判が今ひとつだったこともあり、認知はされているものの大きなムーブメントには至りませんでした。日本では『三国志』に比べて『春秋戦国時代』はなじみが薄く、それがかえって新鮮に映ります。一方で中国では『秦時明月』をはじめ、秦や始皇帝を扱った作品は枚挙に暇がなく、目新しさを感じにくいのが実情です」(サブカルライター)

また、史実との違いについても、中国の歴史ファンからは厳しい見方があるという。

「中国の歴史ファンから見ると、『キングダム』は歴史モノというより、信の成長を中心に描いたフィクションとして受け止められています。また、中国で"この時代の最も有名な武将は誰か"と聞けば、おそらく『白起』の名前を挙げる人が多いはず。『キングダム』の原作では王騎将軍と同じ時代の六大将軍筆頭として描かれ、映画では『長平の戦い』で40万人を生き埋めにした人物として名前のみ登場しますが、よほどコアな原作ファンでない限り"?"となるのでは。中国では史実に忠実であることが好まれる傾向にあり、史実に多く登場する人物と、架空のキャラが混在していることも、中国で『キングダム』が刺さりにくい要素の一つとなっています」(映画ライター)

日本人にとって、海外で制作された「史実とはまったく異なる織田信長や戦国武将の物語」を観るような感覚なのかもしれない。


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