YouTubeは7月27日、日本国内において視聴者がライブ配信中にアニメーションを送信できる新機能「ギフト」を順次導入するとともに、動画を応援する「ハイプ」機能をさらに拡充すると発表した。クリエイターの収益源を多様化し、ファンがより手軽にお気に入りのクリエイターと繋がれる手段を提供する狙いだ。


日本では現在、チャンネルメンバーシップやSuper Chat、Super Stickers、Super Thanksといった機能を通じて、ファンがクリエイターを応援する「ファンダム」の広がりが顕著になっている。今回の新機能は、こうした流れをさらに後押しするものとなる。

「ギフト」は、クリエイターの縦型・横型ライブ配信中に視聴者が送信できるアニメーション。視聴者は感謝やリアクション、感情をリアルタイムで表現でき、ライブ配信の画面上にオーバーレイ表示されることで、配信の体験をより充実させる。

ギフトを送るには「ジュエル」が必要で、事前購入しておくことで、その都度購入する手間なく、配信中の感動をリアルタイムで伝えられる。視聴者がジュエルを使ってギフトを送信すると、クリエイターは自身の収益を表す「ルビー」を獲得できる。なお、ジュエルは購入時点から180日(分秒単位)で有効期限が切れる。

ギフトには複数の種類があり、国ごとの文化に合わせたデザインも用意される。日本版では、かき氷やラムネといった夏祭りを連想させるアイテムや、日本独自の表現・スラングをデザインに取り入れており、今後も新デザインが順次追加される予定だ。

対象クリエイターは、YouTube Studioの収益化タブから手順に沿って設定を行うことで、ギフト機能を有効化できる。その際、新設の「バーチャルアイテムモジュール」への同意が必要となる。設定完了後は、縦型・横型いずれのライブ配信でもギフト機能が自動的に有効になる。
なお、ギフトを有効にすると、ライブ配信中のSuper Stickersは利用できなくなる。
○ジュエルで「ハイプ」も拡充

ジュエルの導入に伴い、動画を応援する「ハイプ」機能も強化される。ファンは週3回まで無料でハイプできるほか、それ以降はジュエルを使って追加のハイプをアンロックし、お気に入りの動画を応援し続けることができる。

なお、ジュエルおよびギフトについては、2024年9月に米国で開催されたイベント「Made on YouTube 2024」において、クリエイター向け新機能の1つとしてすでに発表されていた。当時は日本への導入時期は未定とされていたほか、同時に発表された「ハイプ」機能もブラジル・トルコ・台湾でテスト中とされ、日本導入は未定だった。今回、これらの機能が正式に日本でも利用可能になる。
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