NEXER Groupは、リノベーションへの関心と検討状況に関するアンケート結果を7月23日に発表した。調査は2026年5月5日~7日の期間、事前調査で「現在持ち家に住んでいる」と回答した全国の男女約500名を対象に行われた。


はじめに、自宅をリノベーション(大規模改修)したいと思ったことがあるか尋ねると、「ない」が71.8%で最多に。約7割は、これまで自宅のリノベーションを考えたことがないと回答した。

次いで「既に実施している」が10.6%、「検討したことがある」が10.2%、「検討している」が7.4%と続いた。

一方で、「既に実施している」「検討している」「検討したことがある」を合わせると約3割となり、一定数の持ち家オーナーがリノベーションに関心を持っていることがわかった。

「ない」と回答した人からは、「興味はあるけどコストがかかりそうだから」「あまり困っている点がありません」などの声が寄せられた。

「検討している」「検討したことがある」人からは、「介護が始まって、いろいろ家の構造上の不都合がでてきているから」「水回りの設備が老朽化したため」「住み始めて大分たってきているから」など、住み心地の向上や設備の老朽化、介護への備えなど、ライフステージの変化や住まいの経年にともなう具体的な課題が挙がっている。

リノベーション検討者及び経験者に、興味を持ったきっかけを聞いてみると、最も多かった回答は「住宅の老朽化」で70.2%だった。

次いで、「ライフスタイルの変化」と「間取りへの不満」がともに27.7%、「光熱費削減を意識した」が13.5%と続いた。

住宅の老朽化をきっかけにリノベーションを検討し始める方が多い一方で、家族構成や暮らし方の変化、間取りへの不満、光熱費の削減意識など、日々の生活に関わる課題がきっかけになるケースも一定数あるようだ。

もしリノベーションするなら主にどう変えたいかについては、「断熱・気密性能を高めたい」が28.4%で最多だった。次いで、「キッチン・水回りを新しくしたい」が22.7%、「間取りを変更したい」が13.6%と続いた。

「断熱・気密性能を高めたい」という人からは、「夏は暑いし冬は寒いから」「現代家屋のように快適さを求めたいです」など、より快適な住まいにしたいという声が多く見られた。


一方で、キッチン・水回りを挙げた人からは、長年使い続けた設備の老朽化や、効率性・使い勝手の悪さを改善したいという意見が寄せられた。

間取りについては、現在の暮らし方に合っていないことや、家族構成・収納量の変化に対応したいといった理由が目立った。

 

リノベーションではなく「建て替え」や「住み替え」を選ぶ可能性について聞くと、「検討しない」が70.8%で最も多く、次いで「状況によっては検討する」が24.4%、「住み替えを検討している」が3.4%、「建て替えを検討している」が1.4%と続いた。

「検討しない」と回答した人からは、「今の家に愛着がある」「気に入っている」「住み続けるつもり」といった、現在の住まいへの満足感がうかがえる声が多く寄せられた。

一方で「状況によっては検討する」「住み替えを検討している」と回答した人からは、耐震性や安全性への不安、住み替えのほうが費用や管理面で合理的かもしれないという比較検討の視点が読み取れる結果となった。

設備更新だけでなく、断熱性能の向上など住まいの快適性を重視する傾向も見られた。ライフステージに合わせた住まい選びの参考になりそうだ。
編集部おすすめ