ソロキャンプや車中泊の楽しさを伝えるYouTubeチャンネル「chomocamp」。気軽な理由で始めたYouTubeは当時のキャンプブームも相まって、登録者5万人を超える人気チャンネルになった。

YouTubeをきっかけにメディア出演なども増え、人生が大きく変わっていったという発信者の「ちょもか」さんに、キャンプを始めたきっかけやおすすめのギア、現在の仕事などについて聞いた。

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思い出作りのために始めた投稿活動

――いつ頃からソロキャンプを始められましたか?

ちょもか:2019年2月くらいからです。両親がキャンプ好きで、幼い頃からよくキャンプ場に連れていってもらっていた影響も大きいと思います。

――YouTubeチャンネルを始められたのは、同じタイミングですか?

ちょもか:旅行中に撮影した写真でアルバムを作るのが好きで、カメラのキタムラに写真を持ち込んでは、よくアルバムを作っていたんです。でも、アルバムを作る度にお金がかかりますし、増えていくと置き場もなくなってくるじゃないですか。

YouTubeの場合は、動画を投稿すれば場所を取られることもないですし、編集も楽しめます。尚且つ収益化もできると知って、これは始めない手はないなと(笑)。ちょうどその頃はシーシャを吸っていたので、収益が出れば「シーシャのフレーバーが買えるじゃん」って思ったり、軽い気持ちで始めました。

――旅行の記録を視聴者と共有するというよりも、YouTubeチャンネルを思い出の保存場所としてとらえていたのですね。

ちょもか:そうですね。人に見られるというより、自分のアルバムがクラウド上にあって便利だなっていう感覚でした。

BS番組出演が大きな転機に

――その後、視聴者向けの情報発信を意識し始めたきっかけは?

ちょもか:マイペースで動画を投稿していた2020年8月頃、BSテレ東から「自転車でキャンピングカーを引っ張りませんか?」という企画案とともに番組出演のオファーをいただいたんです。意味がわからなかったのですが、面白そうなので出演させていただき、それをきっかけにチャンネル登録者が一気に増えましたね。

それまでは自分でコツコツ続けていたのですが、どこかのタイミングでソロキャンプが流行り始めていて、キャンプ女子がどんどん増えていた時期だった影響もあると思います。
2020年以降にコロナ禍になり、外出や旅行に制限がかかるなか、三密を避けつつ楽しめるレジャーとしてキャンプが注目されたことも大きな要因かなと。

――登録者が増えたことで、チャンネルを運営していくモチベーションが上がった?

ちょもか:視聴者さんに、もうちょっと楽しんでいただけるようにしたほうがいいのかなって意識したのは、そのあたりからですね。キャンプ場が混み始め、いろいろなメーカーからオシャレなキャンプギアが次々に発売されましたし、それに伴って案件の依頼も来るようになりましたね。

イベント運営から裏方まで広がる仕事

――現在はどんなお仕事をされているのですか?

ちょもか:中古キャンピングカーの販売店から業務委託のお仕事をいただいたりしています。TikTokで求人の動画を制作したり、YouTubeチャンネル撮影のお手伝いをしたり、いわゆる裏方ですよね。忘年会のMCのお仕事もいただいたり、けっこう幅広いです。

あと、コーヒー豆を開発したのですが、半年に1回の頻度でコーヒー豆の販売イベントを開催したりもしています(今年10月開催の「第8回モカ風味カフェ」をもって一区切り。以降の予定は模索中)。その関連グッズとしてTシャツやパーカー、ニット帽なんかも併せて販売しています。コーヒー豆はその道のプロの方に監修していただくなど、本格的に取り組んでいます。

――コーヒー豆の販売は、昔からやりたかったのですか?

ちょもか:そうですね。コーヒーが大好きで、高校卒業後はカフェで働きたいと思っていました。ただ、その際にはお菓子も作れたほうがいいと考え、まずは上京してお菓子作りの訓練校に入ろうと。
それで1年間お菓子作りを勉強しながら、スターバックスでバイトをしていました。

ただ、学校に通っている時に親が鬱になってしまったんです。それがなければそのまま東京にいてカフェなんかで働いていた可能性が高かったと思いますが、仕方ないですよね。実家に帰って家事を手伝うことになり、空いた時間でキャンプをしたりしていました。東京にいたらキャンプはしていなかったと思うので、いま振り返るとそれが大きなきっかけだったと言えるかもしれません。

軽バン導入で選んだ安全・快適な車中泊

「38万円の中古車でガサガサ遊ぶ」人気女性キャンパーが提唱する車中泊スタイル「“自分の好き”を小さな空間に詰め込める」
車中泊をすることも多い
――ちなみに、車中泊もされていますよね?

ちょもか:最初はキャンプでテントを立てていたのですが、軽バンを購入してからは車中泊をすることが多くなりました。車内は安全ですし何かと楽ですからね。キャンプ場に着いたら荷物を出して焚き火をセットしてくつろぐ場を作り、寝るのは車って感じです。後席をベッド仕様にしてパっと寝られるようにしています。

――キャンプの活動エリアはどのあたりですか?

ちょもか:千葉や茨城でキャンプをすることが多く、埼玉県の長瀞オートキャンプ場にもたまに行きます。祖母が兵庫にいたこともあって関西に行くこともありますね。あと、毎年夏になると、茨城の大洗港からフェリーに乗って北海道まで行っています。現地でトレーラーレンタルの事業をしている友人に泊めてもらうこともありますし、そういった機会に動画を撮ったりしていますね。
北海道で撮影した動画が多いので、私が北海道に住んでいると思っている視聴者さんも多いみたいです。

長年愛用するお気に入りのキャンプギアは?

――ちなみに、おすすめのキャンプギアは?

ちょもか:ソト(SOTO)のバーナーです。焚き火が好きなのですが、10秒ほどで炎が安定して炭の火起こしが楽ですし、横着者の私にはぴったりなんです。チーズなんかを焙ったり、炙り料理を作る時にも重宝しています。

ソトレシピ(SOTORECIPE)のシェラどんぶりもおすすめです。キャンプがブームになり始めた頃、メスティンという箱型の飯盒が流行ったのですが、四角い箱型よりも、丸型のほうがそのまま丼ぶりにできるので使い勝手がいいなと。直火でもIHでも調理もできますし、人からちょっとご飯を分けてもらう時などにも使えたりします。それと、ゆで卵を作るのも便利です。鍋で作るとけっこうな量の水を使いますが、このどんぶりだと少ない水で作れます。

あと、ギアではないですが、いつもホーローカップを持参しています。お気に入りのカップがあると、キャンプをより楽しめるんじゃないかと思っています。キャンプをしていると炭や葉っぱなんかも飛んでくるので、カップよりも蓋付きのものが便利だとは思いますが、自分がお気に入りのカップを持っていくのが一番かなと。

――後席をベッド仕様にされているとのことですが、そのあたりにもこだわりがある?

ちょもか:三つに折り畳める195×60センチのコイルマットを買ったのですが、すごく寝心地がいいです。
キャンプで北海道に行った時にすごくかたいマットで寝ていて体がバキバキになったのですが、コイルマットを使い始めてからはすごく快適です。あと、北海道のような寒冷地では電気毛布が必須です。ポータブル電源がないと成り立たないのですが、電気毛布のおかげで生き延びていました。

車選びで重視したいのは…

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中古車だからこそ気兼ねなく普段使い出来る
――今までいろいろな車に乗られていますが高、キャンプをするうえでおすすめの車は?

ちょもか:予算に余裕があれば、大きなキャンピングカーとかが楽しめると思いますが、軽バンであれば、私と同じダイハツのハイゼットカーゴやアトレーなどは、中古で買えば自由にDIYして遊べるのでおすすめです。小さな空間に“自分の好き”を詰め込むことって、めちゃめちゃ楽しいじゃないですか。好きな色に塗ったり、穴を開けたり、中古で買えば傷もそんなに気にならずに、ガサガサと遊べて私はいいなって思うんです(笑)。

新車だと匂いがついてしまうのが嫌ですし、後ろをガバって開けて焚き火の匂いとかが入ってきたら気になるじゃないですか。私の車は中古で38万円で買った車ですし、キャンプ専用として割り切って遊んでいます。

――案件の依頼もあったりしていろいろな車に乗られていると思いますが、印象に残っているのは?

ちょもか:どの車ですかね……それぞれにいい部分がありますね。二段ベッド仕様の車も楽しかったですし、バンクベッド(キャンピングカーの運転席や助手席の上部の空間に設置されたベッド)で寝るのも快適でしたし、一つには絞り切れません(笑)。ギアも車もいろいろありますが、自分が癒されるものや快適でいられるものを基準にチョイスすると、キャンプをより楽しめると思います。

<取材・文/浜田哲男>

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【浜田哲男】
千葉県出身。
専修大学を卒業後、広告業界を経て起業。「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ・ニュース系メディアで連載企画・編集・取材・執筆に携わる。X(旧Twitter):@buhinton
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