レビュー

「フキハラ(不機嫌ハラスメント)」という言葉があるように、不機嫌でいることは周囲に迷惑をかけるという認識が広まりつつあるが、不機嫌は自分自身にもよくない結果をもたらすようだ。
たとえば、不機嫌な状態でパートナーと出かけ、いつもなら目をつぶれる相手の欠点が気になって不満をぶちまけて、雰囲気を壊してしまう……そんな経験はないだろうか。


不機嫌が周囲にも自分にもデメリットしかないのなら、克服するしかない。本書は、「いつも機嫌がいい人」になるための思考や習慣を、軽やかに教えてくれる一冊だ。
いまでこそ「いつも機嫌がいいね」と言われる著者・岡崎かつひろ氏も、かつては機嫌が悪いことのほうが多かったという。しかし、あるときメンターの「自分の機嫌は自分で取るもの。あなたの機嫌を取ってくれる人はいないよ」という言葉にハッとして、自分の機嫌を取る方法を模索するようになった。
日常にはさまざまな出来事があり、イライラさせられることもあるだろう。しかし、それにどう反応するかは自分次第だ。相手の態度にイラついてその感情を匂わせてしまったとき、心の奥底には「自分の気持ちをわからせたい」「相手の態度を変えたい」という欲があるはずだ。しかし実際には、「怒っていそう」「こわい」と思われるのが関の山で、自分の真意が伝わることはほとんどない。
「すぐ不機嫌になってしまう自分を変えたい」と思うなら、いまがそのチャンスだ。本書を開いて、「いつも機嫌がいい人」になるコツをつかんでほしい。

本書の要点

・すべてを完璧にこなすと疲れてしまう。

力を入れる部分と抜く部分を見極めて「適当」にすごすことが、機嫌よくいられる秘訣である。
・仕事は「単純作業から終わらせる」のがおすすめだ。自己効力感が高まり、仕事のモチベーションを維持することができる。
・相手と張り合わない「負けられる人」になると、人づきあいはうまくいく。
・お金を使うときは、「楽しいこと」「役立つこと」を基準に判断しよう。



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