今も、あの失言を聞きたいファンは絶えない。「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)などを通じ、交通文化の向上や公共交通への理解促進に寄与したとして、表彰された太川陽介(67)。

国土交通省での「第67回交通文化賞」に出席した6月4日の会見では、バス旅で長年コンビを組んだ蛭子能収(78)について、「あの人に代わる人はもう現れないですね。仕事と思ってきてないし、わがまま放題だし、最初は嫌いでした」と告白。「でも、だんだん良さがわかってきて、それからは『この人面白いな』と僕の見方が変わった」と話した。


「太川さんの意見は、もっともです。蛭子さんはバス旅で何度となく、マドンナと呼ばれるゲストの女性に暴言、失言を連発していましたからね。でも、それが単なる嫌みを超えて、笑いに変わる。不思議な人です。言われた女性は嫌と思っているかもしれませんが」(テレビ局関係者)


 番組は2007年10月から17年1月まで約10年間、第25弾まで放送され、現在でもBSテレ東で再放送されている。太川と蛭子、ゲストの女性の3人が3泊4日で、スタッフに指定された出発地から目的地までを路線バスで横断していた。


「バスが通っていない地域を徒歩で何キロも歩くなど過酷なロケが続く中、蛭子さんの暴言や失言、突飛な行動が番組に独特のスパイスを加えていました。第7弾では、旅の途中で蛭子さんがパチンコ屋へ立ち寄ったため、バスに乗り遅れた。結局、目的地に到着できず、失敗に終わっています。

他にも、珍事や失言はたくさんありました」(芸能記者=以下同)


 第15弾では湖畔近くのレストランで食事をしている時、マドンナのさとう珠緒が「私は場所によってテンションを変える女なの。品よくしなきゃいけないって感じが無意識レベルで働くんですね。(だから今は)湖畔の女みたいな」と言うと、蛭子は「わからない。精神状態がおかしくなっている」と呟いた。


■高橋ひとみには「ご主人知り合いだけど、大した男じゃないんです」


 第21弾ではバスの中で、マドンナの高橋ひとみが飼っている犬の話を始めた。自分が家にいない時、誰が面倒を見るかという話になり、「ドッグシッターか夫」と言うと、蛭子が突然割り込み、「このご主人ね、俺知り合いなんですけど、大した男じゃないんですよ」と余計なことをしゃべっている。


「蛭子さんが勇退してからも、バス旅は続いていますが、2人を超えるコンビは現れていない。今のテレビ番組はSnow ManやMrs. GREEN APPLEなどファンが多く、数字を計算できそうなタレントを使う。広告代理店やテレビ局には潜在視聴率ランキングがあり、キャスティングの参考にしています。しかし、高視聴率は単純な足し算では生まれない。バス旅開始当初、太川さんと蛭子さんが数字を取ると考えたテレビマンはいなかったでしょう。視聴率不振に苦しむテレビ局は安全な足し算だけではなく、たまには冒険的なキャスティングをすべきです」


 認知症を患い、最近はテレビ出演を控えている蛭子能収。

それでも、彼が残した数々の暴言、失言は今も視聴者に爆笑を届け、永遠に語り継がれる。


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 蛭子だけでなく、さとう珠緒にも今も根強いファンがいる。●関連記事『さとう珠緒が明かす「AVオファー」「事務所トラブル」真相』も必読だ。


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