往生際が悪すぎる。


 中傷動画疑惑などを巡り、高市首相がトンデモ答弁を繰り返したことを受け、野党は先月末から審議拒否。

今月8日、野党が求める首相出席の衆参予算委員会の集中審議と党首討論の開催を与党側が約束したことで、国会は正常化した。とりあえず、15日の党首討論実施は決まったが、集中審議の方は雲行きが怪しい。高市首相本人が、衆院の集中審議に“出たくない”とブー垂れているというのだ。


「野党は、自民が重視する皇室典範改正案の審議入りの条件として、衆参で集中審議の開催を要求してきた。参院側では、自民の松山政司参院議員会長が総理と直接協議し、総理は17日までの会期中に審議に応じる姿勢を明確にしました。衆院も『集中審議の開催』で与野党が合意したのですが、こちらは総理が出席をかたくなに拒否。自民国対の説得にも耳を傾けようとしない。参院の集中審議の日程はほぼ決定しているのですが、衆院側が固まらないため、予定の正式公表に至っていないようです」(官邸事情通)


 高市首相はこれまで「国会からの求めがあった時には出席して誠実に答弁する」と発言してきた。それなのに、野党どころか“身内”の自民の要望にすら応えないとは、どういう了見か。「誠実に答弁する」との発言は真っ赤なウソということか。



官邸は「野党を丸め込んでこい」と言うだけ

「もう疲れ果てましたよ……」と嘆息するのは、衆院自民の国対関係者だ。


「梶山弘志国対委員長以下、総理に説得を試みていますが、色よい返事がない。

『集中審議に出る』ということは認めてくれましたが、いつ、どんな形でやるかは不明。集中審議は衆参両院で各1日ずつ行うか、もしくは午前と午後に分け1日で処理するパターンが一般的ですが、どうも総理は長時間、連続で答弁に立つことを極端に嫌がっている。そんなに答弁時間を減らしたいなら『〇時間なら応じる』といった条件を示してほしい。でないと我々も野党側と交渉ができません。とにかく官邸は『しっかり野党を丸め込んでこい』と言うだけ。これじゃあ交渉できませんよ」


 高市首相の頑迷っぷりに「梶山さんは『もう国対なんて辞めてやる』とブチ切れてしまった」(官邸事情通)そうだ。前出の国対関係者は「梶山さんは言葉の端々に怒りがにじんでいる。この状況ですから、怒らない方がおかしいでしょ」と苦笑い。国対委員長経験のある自民ベテランも「官邸からしっかりとした交渉条件が示されないと、国対の現場は動きようがありませんよ」とあきれ顔である。高市官邸のムチャなオーダーに、現場は疲弊しきっているようだ。


「そんな国対の苦労を、官邸は理解していません。総理周辺は、『国対は仕事ができない』『梶山は国対委員長に向いてない』などと周囲に言い放っているそうです。

このままだと、いずれ身内にもソッポを向かれかねません」(永田町関係者)


 ここまでくると“パワハラ”だが、説明責任を果たさない姿勢は何より国民への背信だということを忘れてはならない。


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 高市首相の駄々っ子は今に始まったことではない。関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。


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