国会会期は残すところあと2日。高市首相の答弁拒否や政府・与党の強引な国会運営で野党の審議拒否を招き、いまだ政府提出法案が10本も残る大渋滞だ。

1週間程度の会期延長が現実味を帯びてきたが、延長に関する発言をめぐって、木原稔官房長官が“無能ぶり”をさらけ出した。


 木原氏は13日官邸で記者団に「延長の必要はない」と断言。しかし、14日、「会期は国会でお決めいただくべき事柄だ。政府の立場として、あくまでも現在の会期を前提とすべきだという趣旨で申し上げた」と釈明し、自らの発言を修正したのだ。


 会期延長をめぐっては、与野党が激しくせめぎ合っている。加えて、延長を決めるのは国会で、衆参両院の一致した議決によると国会法に定められている。木原氏の出過ぎた失言に、「政府が会期を決めるのか」と与野党が猛反発し、修正せざるを得なくなったのである。


 これには国民民主党の玉木雄一郎代表が、14日の会見で「政府と与党の間でコミュニケーションができていないのではないかと懸念している」と皮肉っていた。


「官房長官には政府と党のパイプ役となって、幹事長や国対と水面下できっちり話して調整する役割がある。しかし、木原さんは高市総理の側近と呼ばれているものの、陰で動いたり、総理にアドバイスするようなこともない。総理に言われたことをやるだけのイエスマン。政局センスもない。

官房長官としてあまりに機能していないので、党内はみな冷ややかです」(自民党関係者)


 政策面でも能力不足を露呈している。


 10日の衆院議院運営委員会での皇室典範改正案の審議では、「なぜ男系男子にこだわるのか」という質問の答弁に窮し、慌てて資料を探しまくって50秒間も沈黙してしまった。


 2025年度の国の税収が過去最高の84兆円となったことについては、6日の会見で「税率を上げずとも税収が自然増に向かう強い経済を構築したい」と発言。税収増は物価高が大きな要因であり、“インフレ税”で国民生活を苦しめているのに、それが「強い経済」だと豪語してしまう倒錯は恐ろしい。


「木原官房長官はいろいろ勘違いしていて、重要閣僚としての超VIP待遇に酔いしれている。国会が閉まった後の内閣改造・党役員人事で、次は幹事長になれると思っているらしい」(政界関係者)


 総理は唯我独尊、官房長官は勘違いのイエスマン。高市官邸が迷走するわけだ。


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