第49回日本アカデミー賞で、優秀主演と優秀助演2部門のノミニーとなり、SixTONESの俳優部門担当第一人者である松村北斗(31)。松村の記念すべき民放地上波連続ドラマ単独初主演作『告白―25年目の秘密―』(日本テレビ系)の世帯視聴率は、11日放送の初回は5%台を確保したものの、18日放送の第2話で0.5ポイントダウン、25日放送の第3話も4%台で苦戦している。
SNSでは、《ほっくん(松村の愛称)が不気味なストーカー役というんだけど…なんだか中途半端》とか、《"ほっくんの意欲作"のキャッチにつられて観たけど、25年も好きでいられるような共演者の魅力がわからない…》といったネガティブコメントが散見されている。
そこには、トップアイドルグループの人気メンバーが、番組の公式サイトにある"執着という名の狂気"という、役者として別の顔を魅せてくれることに期待した視聴者たちの、"肩透かし"感が垣間見える。
この低迷の原因を取材してみると、テレビ関係者から漏れてきたのは脚本家のミスキャストを指摘する声だ。
『告白』は、 2022年に公開され興行収入約30億円を記録した『余命10年』(ワーナー・ブラザース)の岡田惠和氏と共同脚本を務め、同じ事務所に所属するキャリア約12年の脚本家・渡邊真子氏(39)が担当。ラブサスペンスというテーマを得意としているのかもしれないが、「人物描写が浅く、物語が上滑りしていて、ストレートに感情移入しづらいのでは」という業界評が多く聞かれた。
「渡邊氏といえば、2人の若い役者の出鼻を挫いた印象が強く残っています。まず赤楚衛二が地上波ゴールデンタイム初主演で話題になった、23年7月期の日本テレビ系『こっち向いてよ向井くん』。生田絵梨花とのバディーの前評判が非常に高かったものの、全話数の半分が視聴率4%台に終わり、あれ以来、赤楚はパッとしない。もうひとりは大手芸能プロダクションから独立したばかりの志尊淳が主演を務めた日本テレビ系『恋は闇』で、こちらも平均視聴率は4%台の前半で終わった。渡邊氏が手掛ける"初物"はなぜか数字が大きく伸びないんですよね」(テレビ関係者)
■岡崎紗絵には荷が重すぎた"ほっくん"の相手役
また次に多く聞かれたのは、松村が25年間密かに思いを寄せているという設定の相手役、岡崎紗絵(30)のミスキャストだ。
岡崎といえば、21年の『教場Ⅱ』(フジテレビ系)での、Snow Мan目黒蓮(29)の子供を宿す恋人役で話題を呼んだ。
当時は主演の木村拓哉(53)も岡崎の演技力を十分に認めているという話も聞かれ、松村の事務所の先輩からも太鼓判を押されているようなものだったが、今回のドラマでは《社長令嬢という設定に無理があるのでは?》《ほっくんとの相性が悪いんじゃ…》といったSNSへの投稿が目立つ。
「松村は、興収約28.8億円を記録した『ファーストキス 1ST KISS』(東宝)の松たか子や、約23億円の興収を記録した『秒速5センチメートル』(同)の高畑充希に例えられるように、相手役の高い演技力や感性に引っ張られて輝くタイプの役者の印象がある。岡崎では“力不足”だったのかもしれませんね」(前出・テレビ関係者)
松村は9月に今田美桜(29)と、先日亡くなった東野圭吾氏原作の『白鳥とコウモリ』(松竹)にダブル主演する。『告白』はこの映画へつながるようなヒット作になるか。
(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)
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