チームみらいは「チームけらい」

 新興政党のモロさが露呈した。先週閉会した特別国会で、日本維新の会肝いりの副首都関連法案に賛成したチームみらいに、永田町でブーイングの嵐が巻き起こっている。


 同法案は参院本会議の採決で、わずか2票差で可決・成立。ちょうど2議席を持つチームみらい会派は、与党との修正協議でデジタル技術の活用、国会への報告規定の追加を法案に盛り込むことで合意。野党で唯一、賛成に回った。


 しかし、なぜみらいが賛成したのか、永田町では疑問視されている。みらいが賛成しなければ、法案は否決されただけに、野党はカンカンだ。


「そもそも、2021年にデジタル社会形成基本法が施行され、国や自治体がデジタル技術を活用することは大前提となっている。わざわざ、法案に盛り込む内容でもない。自民党内からは『チームみらいはデジタルの文言を入れておけばなんでも賛成してくれる』といった見方もされており、実際、“スジ悪”法案でも賛成した。永田町では『チームけらい』なんてヤユされています」(野党議員)


■“質問キャンセル”でも物議


 国会への向き合い方を巡っても、物議を醸している。30日、衆院で開かれる「沖縄及び北方問題に関する特別委員会」の閉会中審査に、チームみらいの宇佐美登委員が欠席するからだ。その際、山田瑛理議員が代理出席するが、質問には立たないとして、割り振られていた質問時間(15分)が、各会派に分配されることとなった。


 日刊ゲンダイの取材に対し宇佐美事務所は「(かけもちしている)外務委員会の海外視察があらかじめ決まっていた。

委員会は欠席するが、質問時間を他会派と融通しあうのはあり得ることだ」と話す。


 一方、委員の一人である議員はこう苦言を呈する。


「国会の質問は、有権者の声を国政に反映させる大事な機会。委員会視察で欠席するのは仕方ないが、最低でも代わりの議員を立て、質問させるべきです。党内の体制はどうなっているのか。なぜ、山田議員が質問しないのか理解できない」


 さらに、特別国会での皇室典範改正の審議でも、チームみらいは質問の機会を“放棄”している。参院特別委員会で、5分間、質問することが可能だったのに、チームみらいが希望しなかったため、重要法案の審議に加わらなかったのだ。


 国会の審議に加わる大切さを、みらいは分かっていないのか。


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「維新の、維新による、維新のため」の法案成立をゴリ押しした高市政権。その連立パートナーである維新の吉村代表(大阪府知事)の露骨すぎる“ちゃぶ台返し”とは──。関連記事【もっと読む】『これぞ維新クオリティー!「副首都法」成立直後に「同日選強行」断言…吉村代表が重ねた約束反故とデタラメ』で詳しく報じている。


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